宝勝国際、台湾の宝成工業が非公開化を提案 裕元工業は特別配当の可能性
裕元工業(00551)と傘下の宝勝国際(03813)は21日、筆頭株主で台湾上場の宝成工業股フン有限公司(宝成工業)がスキーム・オブ・アレンジメント方式による宝勝国際の非公開化を提案したと発表した。ほかの株主から宝勝国際の株式をすべて買い取って消却し、同社の上場を廃止する。買取価格は1株につき2.03HKドルで、19日終値1.54HKドルを31.82%上回る水準。非公開化に必要な資金は109億800万HKドルに上る。宝成工業は提示価格を引き上げることはないとしている。
裕元工業は提案に応じ、総額67億6300万HKドルで保有する宝勝国際の株式(発行済み株数の62.4%)を宝成工業に譲渡する。譲渡が完了した後、その収入のほとんどを原資に、自社株主を対象とする特別配当を実施する予定。
非公開化の実施には、特別株主総会とバミューダ裁判所で計画が可決されることなどが前提条件。非公開化計画が発効した場合、宝勝国際は上場廃止となる。
日本時間午前10時58分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■裕元工業(00551):36.70HKドル(前営業日比14.33%高)
■宝勝国際(03813):1.97HKドル(同27.92%高)
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