決算寸評:緑城中国の17年12月本決算、販売好調でコア利益37%増

2018/05/24(木) 20:54
 緑城中国(03900)がこのほど発表した2017年12月本決算は、売上高が前年比44.8%増の419億5300万元、純利益が同14.2%増の21億9000万元だった。期末配当は1株当たり0.20元(前年は1株当たり0.12元)を予定している。  16億2600万元に上る子会社売却益に加え、投資不動産評価益2億5200万元の計上が寄与した。売却益や評価損益などを除いたコア利益は37%増益。売り上げの9割を占める主力の不動産開発事業は地域ごとに異なる柔軟な販売戦略で在庫を消化。物件の引き渡し面積は13%減と落ち込んだが、上海の高級物件の引き渡しで販売単価が70%上昇し、約5割の増収を達成した。成約額ベースでは8%増の1033億元。  18年の販売可能面積は1211万平方メートルで、金額ベースでは2351億元に上る見通し。18年1-4月の成約額は前年同期比4%減の239億元、成約面積は20%減の104万平方メートル。17年12月にはサッカー1部リーグ所属の浙江緑城足球倶楽部の権益50%を取得すると発表。取得額は3億3100万元で、ブランド力の向上を狙う。  緑城中国の予約販売ベースの成約金額、販売単価の推移は次の通り。 14年・・・成約金額:391百万元(+26.5%)/販売単価:10,205元/平米(-49.2%) 15年・・・成約金額:390百万元(-0.3%)/販売単価:18,436元/平米(+80.7%) 16年・・・成約金額:483百万元(+23.8%)/販売単価:19,834元/平米(+7.6%) 17年・・・成約金額:444百万元(-8.1%)/販売単価:23,266元/平米(+17.3%)
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