決算寸評:パークソンの17年12月本決算は赤字転落、既存店売上高は1%増

2018/05/25(金) 15:17
 中国の大手デパートチェーン、パークソン(03368)がこのほど発表した2017年12月本決算は、売上高が前年比1.7%増の42億600万元、純損益は前年の1億4700万元の黒字から1億3600万元の赤字に転落した。期末配当はなし(前年もなし)。  売上高が4年ぶりに増加に転じたことに加え、コスト削減も奏功し、営業利益は3年ぶりに黒字転換したが、最終損益は子会社への投資の減損や係争関連の引当金を計上した結果、子会社の放出で黒字転換した前年から赤字に転落した。付加価値税を含む総売上高は、不採算店舗6店を閉店したことで4%減少。一方、既存店売上高は百貨店での直接販売が好調だったほか、16年に青島で開業したショッピングモール経営が軌道に乗ったことで、10-12月期は3%増、17年通期で1%増だった。  18年1月、米ナスダックに上場する中国の高級アパレル通販会社、寺庫集団(SECO)と戦略提携で合意。双方のウェブサイトでそれぞれの商品を販売するほか、オンライン上で注文を受け、両社いずれかの店舗で商品を受け渡す仕組みを整える。提携によりオムニチャネル(実店舗とネット通販の統合)事業を強化する方針。18年1-3月期決算は売上高が前年同期比3%増の11億7600万元、純利益は3762.6%増の4400万元。
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