ドル円、ネックライン115.63円が抵抗線か
ドル円はネックラインを下抜けて115.20円まで下落したものの、115円のドル買いオーダーを受けて115.65円前後まで水準を戻した。ドル円のテクニカル分析では、ダブル・トップ(118.66円・118.60円)のネックラインが115.63円に位置しており、明確な下抜けは目標値113円付近を点灯させる。明日のトランプ米次期大統領の会見では、ドル高を牽制するのか、それとも言及することなくドル高の現状を容認するのかが要注目か。
1997年、橋本元首相がコロンビア大学で講演を行った際、米国債のショートでつかまっていたヘッジファンドが、米国債を売りたくなったことはないか、と質問し、「幾度かあります」との回答を引き出し、米国債の下落によりショート・カバーできた、との逸話がある。もし、ドルのショートでつかまっている筋が、トランプ米次期大統領に、「ドルは高すぎないか?」と質問し、「そう思う」と答えた場合のリスクに要警戒なのかもしれない。
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