LDNFIX=米株が売り先行となり、ドル円・クロス円とも弱含み

2018/01/19(金) 01:08
 NYタイム午前のドル円は、米株の動きを眺めながらの推移となった。小幅高に寄り付いたダウ平均がマイナス圏に沈み、一時100ドル安まで下落すると、ドル円も111円前半から110.82円まで売り込まれた。19日に期限となる米2018年会計年度暫定予算への懸念も、ドルの重しとなった。また、昨日はアップルが今後5年間に300億ドルの海外保有キャッシュを米国内に還流させるとの報道で、ドル買いになったとの見方もある。実際にフローがでていないニュースに飛び乗った向きが、ドルの上値の重さにロングを手仕舞ったか。  米株が利食い売り先行となり、クロス円も売り戻しの動きが優勢となった。ユーロ円が136.31円を頭に135円後半まで押され、ポンド円は2016年6月以来の高値154.58円から153円後半まで一時水準を落とした。スイスフラン(CHF)円も116.01円まで上昇後に、115円半ばまで上げ幅を縮小した。  欧州通貨は対ドルでも上値を伸ばしたが、ロンドンフィックスにかけては伸び悩み。ユーロドルは1.2265ドル、ポンドドルが1.3891ドルの高値から緩み、ドル/スイスフラン(CHF)は0.95CHF後半から0.96CHF付近での推移となった。  LDN序盤に発表された好調な中国GDPの結果を受けて、中国と経済的に結びつきの強いオセアニアの通貨も堅調に推移した。豪ドル/ドルは0.8006ドル、NZドル/ドルが0.7321ドルまで強含み。一方で、対円ではドル円の重さに引きずられ、豪ドル円が88円後半でじり安となり、NZドル円も81円前半で伸び悩んだ。  NY原油が64ドル台から63ドル半ばまで売りが優勢になると、産油国通貨でもある加ドルも弱含み。ドル/加ドルは1.2487加ドルまでの加ドル売り・ドル買い、加ドル円が88.88円までの加ドル安となった。  ロンドン序盤から底堅い動きだった南ア・ランド(ZAR)は、南アフリカ準備銀行(SARB)が政策金利を6.75%に据え置き後に、上げ幅を拡大した。ZAR円が9.14円、ドルZARは12.13ZAR台までのZAR買いとなった。3会合連続での据え置きは大方の予想通りではあったが、引き下げを見込んでいた向きもいたもよう。クガニャゴSARB総裁は、インフレ予想は改善されていると述べた。
関連ニュース
為替の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,471.20 -761.60
TOPIX 2,697.11 -56.09
グロース250 661.60 -19.15
NYダウ 37,735.11 -248.13
ナスダック総合 15,885.02 -290.08
ドル/円 154.53 +0.26
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ