LDNFIX=米朝首脳会談中止、ドル円は一時109円割れ

2018/05/25(金) 00:05
 ロンドン・フィックスにかけては、トランプ米大統領が来月に予定されていた、米朝首脳会談を中止したと発表したことで円とスイスフラン(CHF)が買われた。ドル円は109円半ばで取引されていたものが、今月8日以来の109円を割り込み108.96円まで円買いが進んだ。クロス円も軟調で、ユーロ円は127.72円、ポンド円は145.69円、豪ドル円は82.38円、NZドル円は75.37円まで下値を広げた。またドル/CHFは0.9886CHFまで、ユーロCHFは1.1589CHFまでCHF高になった。  米朝首脳会談の中止は当初円とCHF買いへの反応だったが、徐々に他通貨に対してもドル売りになり、ユーロドルは1.1750ドルまでユーロ買い・ドル売りになった。本日発表された小売売上高が市場予想より上振れたことで底堅く推移していたポンドドルは1.34ドル台に再び上昇する局面もあったが、クロス円の売りが上値を抑えた。  首脳会談中止は為替市場以外にも影響を与え、ダウ平均は250ドルを超えて下落、一時プラス圏で取引されていたナスダック総合も0.8%程度下落した。また米10年債利回りも2.95%台まで低下した。  オセアニア通貨に対してもドルが重く、豪ドル/ドルは0.75ドル後半、NZドル/ドルは0.69ドル前半で推移した。ドル/加ドルはNY原油先物価格が本日も軟調だったことで、一時1.2920加ドルまで加ドル安になったが、ドル安の流れを受けて1.28ドル後半に戻された。  トルコリラ(TRY)は昨日トルコ中銀が緊急に会合を開き、後期流動性貸出金利を13.5%から16.5%に引き上げ一時TRY売りがおさまったが、一日経つと再びTRY安になり、本日は史上最安値の更新はされていないがドルTRYは4.78TRY近辺、TRY円は22.77円近辺で取引され、昨日の上昇分をほぼ全て削った。  南ア準備銀行(SARB)は市場予想通り政策金利を6.5%に据え置いた。南ア・ランド(ZAR)は小動きで、ドルZARは12.45ZAR近辺、ZAR円は8.75円前後で取引された。
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