MSCI会長、「新興国株指数に195銘柄の中型株追加採用の可能性」
株価指数の開発会社である米MSCIのヘンリー・フェルナンデス会長兼最高経営責任者(CEO)は25日、同社の新興国株指数に採用された本土A株について、将来的に今回採用された222銘柄に加えて195銘柄の中型株を採用する可能性があることを明らかにした。『上海証券報』が26日報じた。
フェルナンデス会長は訪問先の中国で同紙の取材に応じ、今回のA株の指数採用に当たり、上海証取と深セン証取のデータ使用権をめぐる問題を解決する必要があったと言及。採用決定の最終段階で中国の監督管理部門や証券取引所との協議を続けていたことを明らかにした。
また、フェルナンデス会長はA株の指数への追加採用について、中国株式市場特有の取引停止問題を解決し、上海・深センと香港とのストックコネクトを拡大していけば調整できるとし、追加で195銘柄の中型株を採用する可能性について言及した。また、フェルナンデス会長は今回採用された銘柄の時価総額は全体の5%に過ぎず、今後引き上げるとの考えを明らかにした。
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