康師傅控股が高い、BOAメリルは投資判断を「買い」にアップグレード

　19日の香港市場で台湾系の食品大手、康師傅控股（00322）が高い。株価は日本時間午後2時58分現在、前日比6.15％高の16.92HKドルで推移している。BOAメリルが投資判断を「買い」に引き上げたことが材料視されている。 　同日付『AAストックス』によると、BOAメリルは最新リポートで康師傅控股の投資判断をこれまでの「中立」から「買い」にアップグレードし、目標株価を15.5HKから18.5HKドルに19％上方修正した。康師傅控股が販売価格の引き上げ、生産量の抑制、コスト削減などさまざまな方策を講じている点に言及し、この先数年にわたる利益改善につながると前向きに評価した。 　BOAメリルは康師傅控股が先に飲料と即席麺の価格を引き上げたことについて、コスト圧力の軽減や利益改善につながるとし、2017年の予想利益を据え置く一方、2018－19年の予想利益をそれぞれ3％、7％上方修正。2017－19年のEPSはそれぞれ前年比で56％、34％、19％上昇するとの見通しを示した。