キャセイ・パシフィックの目標株価引き下げ＝UOB
UOBケイヒャンは最新リポートで、香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック（00293）の投資判断を「ホールド」に維持した上で、目標株価を12.9HKドルから12.4 HKドルに引き下げた。イースターの連休が前年より早まったことで3月の事業統計が恩恵を受けたと指摘。ただ、イールドに回復が見られた半面、貨物部門の需要が旧正月明けから予想よりも伸びていないとして、懸念を示した。『AAストックス』が23日伝えた。
UOBはさらに、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造（TSMC）が上位機種の携帯端末の需要鈍化見通しを示したことを挙げ、航空貨物の中でも半導体の出荷量の比率が比較的高いことを理由に懸念を表明。キャセイ・パシフィックの旅客数の予想伸び率を従来の2.9％増から2.5％増に下方修正し、2018年の予想純利益を21％引き下げた。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後3時5分現在、前営業日比0.16％高の12.48HKドルで推移している。
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