米バンク・オブ・アメリカ-大幅下落 追加利上げの大幅後ずれ観測を嫌気
6月27日 終値 前日比 前日比(%)
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BAC 12.18 -0.82 -6.31%
6月27日の取引で米銀大手バンク・オブ・アメリカの株価が前営業日比6.31%安と大幅安となった。先週末27日の7.41%に続く大幅下落で、2日間での下落率は13%を超えた。
英国のEU離脱のショックが続く欧州では、英バークレイズとロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が一時取引停止を交え急落。バークレイズは2営業日連続で17%を超える大幅安なり、2日間での下落率は32.0%に達した。RBSは一時26%安まで売られ15.1%安で終了した。米国市場でもバンク・オブ・アメリカのほか、イー・トレード・ファイナンシャルが
5.5%安、JPモルガン・チェースが3.3%安、ゴールドマン・サックスが1.7%安となった。市場の混乱を受けて米年内追加利上げ観測が大幅に後退。短期金利市場の利上げ織り込み度を示すCMEグループのフェドウォッチ・ツールでは、12月利上げ確率が11.8%に低下したうえに、利下げ確率が14.9%に急上昇した。市場では年内追加利上げは絶望的になったうえ、利下げもあり得るとの見方が強まった。
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