米プロクター・アンド・ギャンブル－下落　予想を下回る1-3月期売上高や通期売上高見通し引き下げを嫌気

4月26日　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　　　　　　　　 PG 87.74 -2.26 -2.51％　　　 　 　 　 　　 　　 　 　　 　4月26日の取引で米家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル（NYSE：PG）の株価が下落。同社が26日の取引時間前に発表した第3四半期（1-3月期）決算は売上高が市場予想を下回ったほか、通期売上高見通しの引き下げが嫌気された。　 　プロクター・アンド・ギャンブルの第3四半期決算は、売上高が前年同期比1.0％減の156億500万ドル（市場予想：157億2500万ドル）、営業利益は同1.3％増の33億6000万ドル、継続事業の純利益は9.4％増の25億5600万ドル、調整後一株当たり利益は0.96ドルとなり市場予想の0.94ドルを上回った。 　部門別売上高は、ヘルスケア部門が前年同期比4％増の18億4100万ドルとなった一方、美容部門が2％減の26億7500万ドル、グルーミング部門が6％減の15億2500万ドル、ファブリックケア・ホームケア部門が1％減の49億5700万ドル、幼児・女性・家庭向け部門が1％減の44億7100万ドルとなった。 　 　会社側は2017年度通期について、中核的事業の売上高を前年比2-3％増と従来の見通しを据え置いた。ただ、第3四半期末時点での実績がレンジの下限にあるほか、為替の影響やマイナーブランドの売却により売上高が同2-3％減少することで、総売上高は1％減になるとし、従来の前年比横ばいとした見通しを引き下げた。