米ウォルマート－下落　好決算を発表するも売りに押される

8月17日　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　　　　 WMT 　 79.70 -1.28 -1.58％ 　　 　　 　8月17日の取引で、総合小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズ(NYSE：WMT）の株価が下落した。同社が17日に発表した2017年5-7月期決算は、売上高、利益ともに市場予想を上回り、第3四半期の見通しもおおむね市場予想通りとなった。ただ足もとで上昇が続いた株価は相場全体が大きく下落するなか、前日比1.58％安となった。 　ウォルマート・ストアーズの第2四半期決算は、売上高が前年同期比2.1％増の1233億5500万ドルと市場予想の1231億5000万ドルを上回った。営業利益は同3.2％減の59億6900万ドル、純利益が23.2％減の28億9900万ドルと市場予想の32億3500万ドルを下回った。調整後の一株当たり利益は1.08ドルとなり、市場予想の1.07ドルを上回った。 　米国内既存店売上高（燃料除く）は前年同期比で1.8％増加。来店客数が同1.3％増となったことが増収につながった。米国のオンライン販売は60％増と好調だった。 　会社側は今後の見通しについて、第3四半期の一株当たり利益を市場予想の0.97ドルに対し、0.90-0.98ドルとし、米国内既存店売上高（燃料除く）を1.5-2.0％増と見通した。