米ターゲット－急落　弱い11-1月期見通しを嫌気

11月15日 終値　前日比　前日比（％）　 ----------------------------------　　　 TGT 54.16 -5.93 -9.87％　　 　 　　 　11月15日の取引で米総合ディスカウントストア・チェーン大手のターゲット（NYSE：TGT）が急落した。8-10月期は売上高と利益が市場予想を上回ったものの、11-1月期の利益見通しが市場予想を下回ったことが嫌気された。株価は前日比9.87％安と急落し、年初来では25.02％安となった。 　ターゲットが15日に取引時間前に発表した2017年度第3四半期（8-10月期）決算は、売上高が前年同期比1.4％増の166億6700万ドルと市場予想の166億ドルを上回った。継続事業の純利益は同21.0％減の4億7800万ドル（市場予想：4億7175万ドル）、調整後の一株当たり利益は0.91ドルとなり市場予想の0.86ドルを上回った。既存店来店客数が1.4％増となり、既存店売上高は0.9％増加した。ネット販売は24％増となり、前年同期の26％増に続き好調を維持した。 　2017年度第4四半期（11-1月期）については、既存店売上高を前年同期比で0-2％増と見込み、調整後の一株当たり利益を市場予想の1.22ドルに対し、1.05-125ドル（中央値1.15ドル）と見通した。2017年度通期については、調整後の一株当たり利益を従来の4.34-4.54ドルから4.40-4.60ドルへと見通しを引き上げた。