米ウォルマート－急伸　予想を上回る3Ｑ決算や2018年度利益見通し引き上げを好感

11月16日　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　　　　 WMT 　 99.62 +9.79 +10.90％ 　　 　　 　11月16日の取引で、総合小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズ(NYSE：WMT）が急伸した。同社が16日に発表した2017年第3四半期（8-10月期）決算は、売上高と調整後の一株当たり利益が市場予想を上回ったほか、2018年度通期見通しの引き上げも好感された。決算を受けて株価は前日比9.79ドル高（+10.90％）の99.62ドルと急伸し上場来高値を更新。年初来では44.13％高となった。 　ウォルマート・ストアーズの第3四半期決算は、売上高が前年同期比4.2％増の1231億7900万ドルと市場予想の1221億700万ドルを上回った。営業利益が同6.9％減の47億6400万ドル、純利益が42.4％減の17億4900万ドルとなったが、調整後の一株当たり利益は1.00ドルとなり、市場予想の0.98ドルを上回った。 　米国内既存店売上高（燃料除く）は前年同期比で2.7％増加。来店客数が同1.5％増、客単価が1.2％増となったほか、米国のオンライン販売が50％増と好調が続いた。 　第4四半期については、米国内既存店売上高（燃料除く）を1.5-2.0％増と見通し、2018年度通期については、調整後の一株当たり利益見通しを従来の4.30-4.40ドルから4.38-4.46ドルへと引き上げた。