米ギャップ－大幅高　予想を上回る3Ｑ決算や通期見通し引き上げを好感

11月17日　 終値　 前日比　前日比（％） ------------------------------------ GPS 29.40 +1.92 +6.99％ 　11月17日の取引で、米アパレル大手のギャップ(NYSE:GPS)が大幅に上昇した。8-10月期の売上高と利益が市場予想を上回ったほか、2017年度通期の利益見通しを引き上げたことも好感された。ギャップの株価は18日の取引で前日比1.92ドル高（+6.99％）と大幅に上昇。年初来で30.93％高となった。 　ギャップが16日の取引終了後に発表した第3四半期（8-10月期）決算は、売上高が前年同期比1.1％増の38億3800万ドルと市場予想の36億5200万ドルを上回った。営業利益は同2.8％減の3億7800万ル、純利益が12.3％増の2億2900万ドル（市場予想：2億1388万ドル）となった。希薄化後の一株当たり利益は0.58ドルとなり、市場予想の0.54ドルを上回った。 　既存店売上高は前年同期比3％増となり、4四半期連続で増加した。同社最大ブランドの「オールド・ネイビー」の既存店売上高は4％増と好調が続いた。「ギャップ・グローバル」は、1％増となり、2017年度第3四半期の4％減からプラスに転換。前年同期に6％減だった「バナナ・リパブリック」は1％減となり減収幅を縮小した。 　会社側は2017年度通期について、調整後の一株当たり利益を従来の2.02-2.10ドルから2.08-2.12ドルへ引き上げた。