米ボーイング－大幅上昇　座席製品製造の合弁企業設立を好感

1月17日 　 終値　 前日比　前日比（％）　 ------------------------------------　　　 BA 351.01 +15.85 +4.73％　　 ADNT 77.08 -4.82 -5.89％ 　1月17日の取引で、米航空機メーカー、ボーイング(NYSE:BA)の株価が大幅上昇した。自動車シート製造大手アディエント（(NYSE:ADNT)と、航空機の座席製品を開発・販売する合弁企業を設立したと発表したことが好感されたほか、WOLFE RESEARCHが投資判断をアウトパフォームに引き上げたことも株価を押し上げた。同社株は一時、352.23ドル（+5.09％）まで上昇し上場来高値を更新。前日比4.73％高の351.01ドルで取引を終えた。ダウ平均への上昇寄与は30銘柄中トップの109.13ドルとなった。一方、アディエントは5.89％安の77.08ドルで取引終了。 　 　ボーイングとアディエントは16日の取引終了後に合弁企業「アディエント・エアロスペース」を設立したと発表した。アディエントが50.1％出資し、本社や製造施設を独フランクフルトに設ける。操業開始時期は未定。合弁企業は製造した座席製品をボーイングや他の航空機メーカー、航空機リース会社に供給予定。発表資料によれば、民間航空機座席市場は、2017年の約45億ドルから2026年には60億ドルに拡大すると見通されている。