LDNFIX=ドル円は下押しも下げ渋る、ZAR上昇

2017/09/22(金) 02:05
 NYタイム午前、ドル円は112円前半から半ばで推移した。NY序盤発表の米新規失業保険申請件数は市場予想の30万件に対して25.9万件、米9月フィラデルフィア連銀製造業指数は前月や市場予想を上回る+23.8となった。その後に発表となった米8月景気先行指数も前月比+0.4%と、+0.2%から+0.3%程度を見込んでいた市場予想よりやや強い結果だった。しかし、底堅い米経済指標へのドル円の反応は鈍かった。米株が安寄りするとリスク選好の後退を意識した円買い・ドル売りで一時112.14円と、本日朝方からのレンジ下限を拡大する動きに。ただ、一方的に下落が強まる展開でもなく、112円半ばへ緩やかに戻した。  ポンドは、対ドルでロンドンタイムにいったん伸び悩んだ1.3510ドル台を上抜け、1.3582ドルまで上昇。昨日、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の荒っぽい振れで、昨年6月以来の高値1.3657ドルから1.3453ドルまで急反落した動きへの反動が進行した。ポンド円はロンドン入りにかけてつけた152.25円を上回って上昇に弾みをつけ、昨年6月以来の高値を152.66円まで更新。ユーロも、ポンドに連れ高でユーロドルは1.1954ドルまで上昇した。FOMC後に1.2033ドルへ上振れ後、1.1862ドルまで急落した値幅を半分以上も取り戻している。ユーロ円は2015年12月以来の高値134.25円をつけた。  産油国通貨の加ドルは、原油相場の持ち直しを手掛かりに、対ドルで一時1.2321加ドルまで加ドルじり高。加ドル円は90.78円まで水準を下げたものの、91円台を回復した。  豪ドルは、ロウRBA(豪準備銀行)総裁が、近い将来の利上げ否定的な見解を示したことから売られ、豪ドル/ドルは8月31日以来の安値0.7917ドル、豪ドル円は88.90円まで下落したものの下げ渋った。ただ、戻りは鈍く、NZドル/ドルも0.73ドル付近、NZドル円は82円前半でさえない推移が続いた。  南ア・ランド(ZAR)は、南アフリカ準備銀行(SARB)が市場予想の25bpの政策金利引き下げに反して、6.75%に金利を据え置いたことから買い優勢。ドルZARは13.36ZAR付近から13.23ZAR台へ、ZAR円は8.40円付近から8.49円付近までZAR高となった。
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