後場コメント No.1 ニチイ学館、松屋、Nフィールド、ゼンショーHD、オリコなど

2016/12/02(金) 15:01
★12:30  ニチイ学館-いちよしが「B」へ引き上げ コストダウンで業績は最悪期を脱してきた
 ニチイ学館<9792.T>が3日ぶり反発。いちよし経済研究所では、コストダウンの進展で業績は最悪期を脱してきたが、抜本的な改善には至っていないとコメント。レーティングを「C」→「B」、フェアバリューを550円→750円と引き上げた。
 介護事業を軸にコスト削減を織り込んで今後の業績予想を見直し、フェアバリュー、レーティングを引き上げ。ただし、注力する中国、教育事業の投資回収にメドが立っていないことから抜本的な業績の改善策が見えず、株価に割安感があるとは考えていないとした。今17.3期通期業績は黒字転換も、会社計画の利益に対して弱含みと想定。投資を続ける中国事業は立ち上がりが遅く、不透明感が強いとした。

★12:34  日立製作所-底堅い ビッグデータ取り扱う生活者情報の意識調査を実施 博報堂と
 日立製作所<6501.T>が底堅い。同社は2日、博報堂(東京都港区)と、ビッグデータ利活用やIoTに関連する事業を進める中で、生活者のパーソナルデータ利活用に対する生活者の意識を調査した「第三回ビッグデータで取り扱う生活者情報に関する意識調査」を協働で実施したと発表した。
 同調査はビッグデータやIoT、人工知能などに関する技術やサービスの進展に伴い、生活者のパーソナルデータが各方面で利活用される中で、生活者の意識の変化や新たな技術に対する関心などを定量的に把握することを目的としている。両社はビッグデータ利活用の事業推進の一環として、プライバシーに配慮した適切なパーソナルデータの取り扱いに向け、2013年の第一回、2014年の第二回に引き続き、今回、第三回目となる調査を実施した。今後の業績への貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★12:37  松屋-反落 銀座店売り上げ振るわず11月売上高5.2%減
 松屋<8237.T>が反落。同社は1日、銀座店と浅草店両店計の11月期売上高が前年同月比5.2%減だったと発表した。
 銀座店は、引き続き前年のインバウンド需要の大きな反動もあり、売上高は前年実績に及ばなかった。浅草店はお歳暮ギフト商戦、婦人衣料、化粧品が好調に推移し、9カ月ぶりに売上高は前年を上回った。

★12:37  Nフィールド-岩井コスモが新規「B+」 拡大市場における成長力を評価
 N・フィールド<6077.T>が売り買い交錯。岩井コスモ証券では、拡大市場における成長力を評価。投資判断「B+」、目標株価1500円として、新規カバレッジを開始した。
 新規拠点開設の後ズレにより第3四半期決算時に下方修正したが、中期的な成長力は変わらないと判断。来期以降は新規拠点の本格的な収益貢献により、大幅な業績拡大が期待できるとした。
 精神疾患患者数の増加、入院から在宅医療への促進を背景に訪問介護の市場は拡大が続く見通し。一方、精神疾患を対象とした訪問介護サービスを提供する企業は多くなく、同社のビジネスチャンスは大きいと思われるとした。

★12:45  ゼンショーHD-続落 11月既存店4.1%増収も軟調地合い響く
 ゼンショーホールディングス<7550.T>が続落。同社は1日、11月の「すき家」の既存店売上高(速報)が前年同期比4.1%増だったと発表した。客数は0.1%減。客単価は4.1%上昇した。全店ベースの売上高は4.9%の増加。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★12:58  オリコ-大幅続伸 四国労金とウェブ完結型ローンの保証業務で提携
 オリエントコーポレーション<8585.T>が変わらず挟み大幅続伸。四国労働金庫と新商品の保証業務で提携し、ウェブ完結型フリーローンの取り扱いを12月1日より開始すると発表した。
 新たに取り扱いを開始するウェブ完結型フリーローン「モアローン」は、ウェブサイト上で申し込みから審査、契約締結までの手続きをペーパーレスで完結することができる非対面完結型の保証商品となっている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。


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