後場コメント No.8 コマツ、トランスコスモス、三井化学、千代田化工建設、栗田工業など

2017/05/26(金) 15:00
★14:07  コマツ-水戸が新規「A」 今18.3期会社計画の上振れを予想
 コマツ<6301.T>が3日ぶり反落。水戸証券では、今18.3期会社計画の上振れを予想。レーティング「A」、目標株価3400円として、新規カバレッジを開始した。
 今18.3期会社計画は売上高2兆1350億円(+18%)、営業利益1560億円(▲10%)。水戸では売上高2兆2250億円(+23%、会社計画比+900億円)、営業利益1870億円(+7%、同+310億円)を予想。その他通貨を含めた為替により会社計画比+300億円弱を見込むほか、販売増効果の見通しも保守的との見方を示した。

★14:09  トランスコスモス-続落 コミュニケーション管理プラットフォーム「DECAds Connect Edition」提供開始
 トランスコスモス<9715.T>が続落。同社は26日、企業と顧客をつなぐ「DECAds Connect Edition(デックアズ コネクト エディション)」の提供を開始したと発表した。
 「DECAds Connect Edition」はコミュニケーション管理プラットフォーム。LINE、Facebookメッセンジャーなどの各種コミュニケーションチャネルと、企業がもつ顧客情報、購買履歴、サイトログなどのデータベース、bot/AIなどのチャットソリューションを組み合わせ、企業と顧客とのコミュニケーションを支援する。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:14  三井化学-小安い IoT技術を化学プラントの安定・安全操業に応用する取り組み開始
 三井化学<4183.T>が小安い。5月26日付け化学工業日報で、今年度から、IoT(モノのインターネット)技術を化学プラントの安定・安全操業に応用する取り組みを相次ぎ始めると伝えられた。
 基幹装置の稼働状態の診断に無線センサーを応用するほか、拡張現実(AR)機能を搭載したタブレット端末を用いてベテラン社員が若手の業務を支援するなど、技術伝承に生かす。コニカミノルタ<4902.T>とは画像処理技術を使ったガス漏洩検知技術を開発するという。化学工場は近年高稼働が続き、設備のトラブルは機会損失につながりなねない。先端のデジタル技術を活用し、製造基盤の底上げを図るとしている。

★14:15  千代田化工-続落 余剰電力活用で水素精製図る
 千代田化工建設<6366.T>が続落。26日付の日経産業新聞で、同社が、風力発電所の余った電力で水を分解して水素をつくり、それを精製すると報じられた。
 水素をつくる元の電力をクリーンな風力とし、二酸化炭素(CO2)を出さないエネルギー生産を目指すという。再生エネルギーをガスにして運ぶ「パワー・ツー・ガス」は欧州で研究が進んでおり、同社は日本の先頭をめざすとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:23  コニカミノルタ-続落 デジタルX線撮影の新画像処理技術を開発
 コニカミノルタ<4902.T>が続落。26日付の日経産業新聞で、同社がデジタルX線撮影(DR)の新たな画像処理技術を開発したと報じられた。
 骨などの大きさを自動判別することで、診断に必要な部分とそうでない部分の画像にメリハリをつけるという。体の厚みなどでX線が届きにくい頸椎などの撮影に効果を発揮するほか、指などの細かい骨も鮮明に表示できるとした。しかし、軟調な地合いのなかで株価は下落している。

★14:24  栗田工業-3日ぶり反落 「乾式メタン発酵技術」の技術検証・確認を完了
 栗田工業<6370.T>が3日ぶり反落。同社は26日に、全国都市清掃会議(以下、全都清)へ申請していた「乾式メタン発酵技術」の技術検証・確認が完了したと発表した。
 この技術は、多様な廃棄物からバイオガスを回収し、燃料や電力として効率的に利用できるメリットを提供可能という。今回の技術検証・確認の完了がこの技術の普及を後押しすることで、同社は一般・産業廃棄物の分野において、バイオマスのエネルギー活用の普及や廃棄物の削減、リサイクル率の向上を実現し、地球環境保全へのいっそうの貢献を目指すとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★14:33  関西ペイント-反落 業績予想を引き下げ アフリカに計画未達リスク 「中立」継続
 関西ペイント<4613.T>が反落。ゴールドマン・サックス証券では、投資判断「中立」、目標株価2200円をを継続も、業績予想を引き下げていることが材料視されているもよう。
 今18.3期営業利益予想を会社計画430億円に対して413億円→404億円、来19.3期予想を455億円→454億円と減額。アフリカの計画未達リスクに加え、インド税制変更の影響も注意と指摘。今期会社計画について、アフリカを中心にチャレンジングとの見方に変わりはないとし、各セグメントにおいて会社計画対比で若干の未達を予想するとした。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 38,079.70 +117.90
TOPIX 2,677.45 +14.30
グロース250 659.87 +9.75
NYダウ 37,775.38 +22.07
ナスダック総合 15,601.50 -81.87
ドル/円 154.60 -0.04
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ