後場コメント No.1 信越化学、チエル、デンソー、ユナイテッド、昭和電工など

2017/07/26(水) 15:01
★12:30  信越化学-野村が目標株価引き上げ 塩ビが特に好調で増額修正
 信越化学工業<4063.T>が6日ぶり反落。野村証券では、塩ビが特に好調で業績予想を増額修正。レーティング「Buy」を継続、目標株価は11300円→12000円と引き上げた。
 今18.3期Q1の営業利益は塩ビと半導体シリコンが好調で、QUICKコンセンサスの675億円を上回る741億円となり、ポジティブな印象。塩ビの業績はShintechの能力増強効果で販売数量が増加し、世界的に苛性ソーダを含めた他社の新規能力増強も限定的で、加えて環境規制強化や原油安で中国企業の競争力が低下していることから、非常に好調であるとした。

★12:30  チエル-後場プラス転換 「基礎・基本の習得・定着・確認」支援する教育クラウドサービスを開始
 チエル<3933.T>が後場プラス転換。同社は26日前引け後、小中学校での「基礎・基本の習得・定着・確認」をICTで支援するために、豊富なデジタル教材や教務支援システムをクラウド化して一元的に提供する、小中学校向け教育クラウドサービス「CHIeru.net for School(チエル ドットネット フォー スクール)」を開始すると発表した。
 その第1弾として、3種類のデジタル教材「基礎・基本習得パック」「基礎・基本定着ドリル」「基礎・基本計算検定」を全国の教育委員会、小学校、中学校を対象に発売するという。

★12:32  デンソー-続伸 障害物検知など安全性能向上に貢献するセンサーおよびレーダー開発
 デンソー<6902.T>が続伸。同社は26日に、障害物検知や白線認識など安全性能の向上に貢献する製品として、新型のステレオ画像センサーおよびミリ波レーダーを開発したと発表した。
 新型のステレオ画像センサーは、デンスステレオマッチング技術と呼ばれる3Dによる画像処理技術を用いることで、歩行者や車両、ガードレールなど、形状が異なる様々な障害物の検出に加えて、車両が走行可能な路面(フリースペース)の検出が可能という。今回開発した安全製品は、2017年秋以降に発売されるレクサス新型「LS」に搭載されるとしている。

★12:34  ユナイテッド-反落 「VidSpot」が「Adfurikun Premium Ads」と RTB接続を開始
 ユナイテッド<2497.T>が反落。同社は26日に、提供するモバイル動画広告プラットフォーム「VidSpot」は、ADFULLY(東京都港区)の提供する「Adfurikun Premium Ads」とRTB接続したと発表した。
 RTBとは、広告枠のインプレッションが発生するたびにリアルタイムで入札を行い、最も高い金額をつけた購入者のクリエイティブを表示する広告という。今回の接続によって、「VidSpot」は「Adfurikun Premium Ads」の保有する動画リワード在庫およびインタースティシャル動画在庫を購入することが可能になり、配信可能な広告在庫が増加するとしている。しかし、マーケットの反応は限定的だ。

★12:35  昭和電工-ジェフリーズが「HOLD」へ引き下げ 目標株価への上昇余地が限定的のため
 昭和電工<4004.T>が続落。ジェフリーズ証券では、目標株価への上昇余地が限定的となったことから、投資判断を「BUY」→「HOLD」と引き下げた。目標株価は3400円を継続。
 営業利益予想と目標株価に変更はなし。7月24日に会社が持ち分法適用会社に関する損失を発表したことから、今17.12期の持ち分法投資利益予想は引き下げ。黒鉛価格が急上昇していることから、業績の変動性が高まっていると指摘。
 スポット価格はマーケット全体を示すわけではなく、極端な動きを示すことがあるため、昭和電工がスポット価格で販売できるわけではない。2018年に同社のマージンは、7年平均より少し低い水準に改善する前提としている。現在、昭和電工のグローバルでの生産能力は14万トン。同社は米国で、4万トンの新設備を稼動開始しようとしていると注目。


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