前場コメント No.9 近鉄GHD、ダイトロン、ツインバード、山九、東京応化工業など

2017/08/18(金) 11:30
★9:39  近鉄GHD-みずほが目標株価引き上げ 旺盛な観光需要から鉄道・旅行業が好調
 近鉄グループホールディングス<9041.T>が小動き。みずほ証券では、旺盛な観光需要から鉄道、旅行業が好調と判断。投資判断「中立」を継続も、目標株価は430円→450円と引き上げた。
 1Q業績を踏まえて予想を見直し。今18.3期は伊勢志摩サミット効果などにより観光需要が旺盛で、鉄道、旅行業が好調に推移すると予想。一方で、当面は沿線において大規模な再開発やホテル新設の計画がないため、沿線への観光客をさらに増加させる施策に乏しいと判断。
 今18.3期営業利益は前期比1.8%増と予想。昨年5月に伊勢志摩で開催されたG7サミット効果による観光需要の増加で、旅客収入は同1.9%増(会社予想同0.4%減)と予想。

★9:44  ダイトロン-4日続伸 インドネシアとベトナムに営業拠点を新設 海外比率引き上げへ
 ダイトロン<7609.T>が4日続伸。18日付の日刊工業新聞で、同社が18年をめどにインドネシアとベトナムに営業拠点を新設すると報じられた。
 記事によれば、日系企業に加え、現地企業にも電子部品などの販売を拡大する狙い。海外販売網を拡充し、20年に全社の販売に占める海外比率を現状比約12ポイント増の30%へ引き上げるとしている。

★9:44  ツインバード-急騰 来週の「カンブリア宮殿」放送を材料視か
 ツインバード工業<6897.T>が急騰。テレビ東京系列の「カンブリア宮殿」で来週8月24日に同社が取り上げられることに着目した買いが入っているもよう。ユニーク家電で台頭する新興家電メーカーとして、同社の代表取締役社長の野水重明氏が出演する予定。
 同社のホームページでは8月10日に放送決定の告知を行っており、株価は今週に入って大きく上昇していたが、きのう放送された番組内で次週の予告として紹介されたことで、改めて買いの勢いが強まっている。

★9:49  山九-反発 メジャー/マイナー差を警戒も今の受注残なら問題なし 「買い」継続
 山九<9065.T>が反発。シティグループ証券では、メジャー/マイナー差を警戒も今の受注残なら問題なしと判断。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価を870円→1000円と引き上げた。
 (1)鉄鋼関連工事やメンテナンス周辺業務で昨年のシャットダウンメンテナンス(SDM)メジャー年の反動を想定以上にカバー、(2)工期短縮や作業効率化などの原価低減発揮、(3)人材や技術開発への戦略費用・投資の執行により、顧客領域拡大、受注執行能力拡大につながっている点などを評価。
  Q2以降もQ1同様、堅調に推移する見込み。受注残は3月末の670億円から6月末は720億円へ50億円増加しているが、うち半分は7~9月工期のもので、前年反動をある程度相殺できる見込み。物流はセブン-イレブンの新規業務一巡でモメンタムはスローダウンするが、増益基調継続と想定。

★9:54  東京応化工業-反落 ArF/KrFや高密度実装など2ケタ%成長が続く 「買い」継続
 東京応化工業<4186.T>が4日ぶり反落。シティグループ証券では、ArF/KrFや高密度実装など、いずれも2ケタ%成長が続くと想定。投資評価「1(買い)」を継続、目標株価を4500円→4600円と引き上げた。
  Q1決算を踏まえ、業績予想を見直し。半導体市場の好調を考慮、17年度営業利益を100億円→105億円、18年度160億円→162億円へ若干増額。Q1営業利益は前年同期比+21%、上期会社予想に対する進ちょく率も56%と、海外の季節性などを考慮すると順調な滑り出し。主要製品のトップラインはArF+10%、KrF+20%、g/i線+10%、高密度実装+35%、高純度化学薬品+30%といずれも2ケタの伸びを示した。18年度以降のAIなどGPU向けTSVにも期待。


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