前場コメント No.9 いちご、任天堂、クレスコ、SBSHD、アイフルなど

2017/08/24(木) 11:30
★9:27  いちご-小高い 「農業界と経済界の連携による生産性向上モデル農業確立実証事業」 に採択
 いちご<2337.T>が小高い。同社は23日に、6月30日付で子会社化したセントロが株式の65%を保有する子会社であるテヌートと山梨県に所在する農業生産法人リコペルによる連携プロジェクトが、農林水産省による2017年度「農業界と経済界の連携による生産性向上モデル農業確立実証事業」に採択されたと発表した。
 このプロジェクトは、CO2施用と補光等の技術を組み合わせた新たな栽培システムの開発となっており、生産時期を調整可能な環境を人工的に作ることにより、果樹などの一般的な生産時期の端境期に合わせた生産を確立し、収益向上を図るものという。

★9:27  任天堂-みずほが目標株価引き上げ 株価再上昇は10月以降かもしれないが前向きに
 任天堂<7974.T>がもみ合い。みずほ証券では、株価再上昇は10月以降かもしれないが、静かな時期こそ前向きにとコメント。投資判断「買い」を継続、目標株価は52000円→55000円と引き上げた。
 みずほのメインシナリオ通り、株価の再上昇開始は10月以降が順当そうであるとしたが、9月からの再始動の可能性もまだ残っていると判断。夏場と期待していたカタリスト(後述)が不発なためか、株価は夏休み中。一方で、1Q決算発表時と期待していた(1)18.3期通期会社計画の上方修正=スイッチ増産発表は、2Q決算発表時期(通常10月最終週後半)に「温存」された格好で、結果的に、(2)『スーパーマリオ オデッセイ』発売開始(10月27日予定)などで大きく盛り上がるであろう年末商戦相場と同時期となったことで、株価へのインパクトが強まったと考えられる。(3)ゲームアプリ『どうぶつの森』もさすがに年末までにはリリースされると予想され、そうであれば「秋」には詳細発表されても不思議ではないため、『どうぶつの森』が9月に詳細発表され、株価再始動への転機となる可能性にも引き続き注目するとした。

★9:29  クレスコ-大和が目標株価引き上げ 1Qは選別受注による収益性改善で大幅営業増益
 クレスコ<4674.T>が3日ぶり大幅反発。大和証券では、1Qは選別受注による収益性改善で大幅営業増益と評価。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は4000円→4460円と引き上げた。
 1Qは人材、旅行、金融向けの活況で9%増収、27%営業増益。上期は前期の不採算解消も寄与し、会社計画を超過する見込み。目標株価には高成長な受託開発系中堅SIの標準的PERを適用したとしている。

★9:29  SBSHD-反発 SBSロジコムが動態管理を利用できる無償アプリを提供開始
 SBSホールディングス<2384.T>が3日ぶり反発。同社は8月23日の大引け後に、物流事業子会社のSBSロジコムが、開発中の物流シェアリング・プラットホーム「iGOQ(イゴーク)」に参加できるスマホ用アプリを無償配付すると発表した。登録物流事業者は、自社車両の動態管理ができるほか、今後提供する車両と荷物のマッチング機能も利用可能。

★9:30  アイフル-MSMUFGが目標株価引き上げ 無担保消費者ローン残高は成長フェーズへ
 アイフル<8515.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、無担保消費者ローン残高は再度成長フェーズへとコメント。投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は350円→390円と引き上げた。
 下期に過払い引当金追加繰入を引き続き想定しているとしたが、1Qに計上したストックオプションに関する引当金戻入益を加味すると、引当金追加繰入があっても会社計画比大きな業績下振れとなるリスクは小さいと考えられる。2Q以降成約率の上昇で新規顧客数増加ペースが回復することを前提に貸出資産の伸びのみ通しを若干引き上げたことで、フェアバリュー推定、目標株価も引き上げ。10~12月期の過払い動向(件数動向よりも1件あたりの返還額の推移)は短期的にはリスク要因ととらえられる可能性が残っていると考えるとした。


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