前場コメント No.15 ベネフィットワン、プロロジス、イオンモール、住友不動産、アサヒなど

2017/08/24(木) 11:30
★10:13  ベネフィットワン-底堅い 乳がんの予防促す検診サービスを9月上旬から開始
 ベネフィット・ワン<2412.T>が底堅い。24日付の日経新聞朝刊で、同社が乳がんの予防を促す検診サービスを9月上旬から始めると報じられた。
 健診の予約代行や保健指導などを手がける子会社のベネフィットワン・ヘルスケア(新宿区)がサービスを提供するという。在宅で気軽に腫ようの有無を検査できる検診キットなどを有料で提供するとされ、健康関連のサービスを充実し顧客満足度を高めるとされる。今後の収益貢献が期待され、株価は底堅く推移している。

★10:16  プロロジス-野村が目標株価引き上げ 大量供給の明らかな影響は見られず
 日本プロロジスリート投資法人<3283.T>がもみ合い。野村証券では、大量供給の明らかな影響は見られないと判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は27.20万円→27.50万円と引き上げた。
 同投資法人は今後もNOI利回り4%台半ばを目安に物件取得を検討しているが、LTVは40%以内で運営する意向で、増資を実行できる環境にある限り大きくは上げない姿勢。物件売却は昨年から「舞洲4」と「多賀城」に限定して検討した経緯があり、現状、ほかに具体的な売却候補はないと見られる。物件運営面では、首都圏、大阪圏とも新規物件大量供給の影響で総じて相場賃料が伸び悩み、賃料単価が高めの新築物件が賃料を相場並みに合わせにきている中、同投資法人は賃料増額より稼働率を優先する姿勢も適宜採用。それでも17.11期、18.5期ともネットの賃料改定率をプラスで維持できる見通しとしているとした。

★10:20  イオンモール-SMBC日興が目標株価引き上げ 海外事業の黒字化が見えてきた
 イオンモール<8905.T>が7日ぶり反発。SMBC日興証券では、海外事業の黒字化が見えてきたと判断。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2070円→2300円と引き上げた。
 国内モール事業の業績成長は鈍化傾向にあるが、中国・ASEANにおける海外事業の赤字幅は縮小傾向で推移しており、来19.2期以降は本格的に利益貢献する局面に入ると予想。株価については不動産セクター全体をアウトパフォームする展開が続いており、海外事業黒字化への期待感はある程度株価に織り込まれていると想定。NAVディスカウントやインプライド・キャップレートなどのバリュエーションについては、過去平均からみてやや割安な水準にあり、一定の上昇余地は残されているとみているとした。

★10:24  住友不動産-SMBC日興が目標株価引き上げ 成長力と安定感の向上が見込めよう
 住友不動産<8830.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、成長力と安定感のさらなる向上が見込めようとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を4600円→4800円と引き上げた。
 豊富な開発プロジェクトのパイプラインを背景に、今後も安定収益源である賃貸収益が持続的に増加するとみられる。また、同社の分譲マンションおよび保有賃貸不動産の売却益が全社の営業利益に占める割合は、不動産セクター他社に比べて相対的に低い。従って、市場環境に左右されやすい売却益への依存度が相対的に低いことから、同社の業績安定性は高いと評価。株価については不動産セクター全体をアウトパフォームする展開が続いているが、NAVプレミアムなどのバリュエーションは依然として割安感が強く、株価の上昇余地もカバレッジ不動産セクターで最も大きいとみているとした。

★10:27  アサヒGHD-反落 台湾で酒類の輸入販売子会社を設立
 アサヒグループホールディングス<2502.T>が反落。24日付の日経新聞朝刊で、同社が台湾に酒類を輸入販売する子会社を設けたと報じられた。
 従来は現地で酒類卸などを手掛ける商社との合弁会社を通じて販売してきたという。直接の子会社として販路拡大などに力を入れることで市場を開拓、主力のビール「スーパードライ」などの販売を伸ばすのが狙いとされる。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。


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