前場コメント No.16 日本CMK、良品計画、メディアリンクス、新生銀行、西松屋チェーンなど

2017/08/24(木) 11:30
★10:29  日本CMK-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 工程改善プロジェクトの効果が顕在化
 日本シイエムケイ<6958.T>が大幅に3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、新潟工場では工程改善プロジェクトの効果が顕在化していると判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を940円→1150円と引き上げた。
 会社計画の通期営業利益40億円に対して、ローシーズンながら1Q(4~6月)実績は11.3億円となり、好調な滑り出しと評価。2Q(7~9月)予想は銅価格上昇や生産能力が前四半期比では大きく上昇しないことなどを考慮し、微増益の11.7億円にとどめたとしている。しかし、今後も車載向けPCBの旺盛な受注が継続する見通しが高く、タイでの生産能力が拡大に向かう下期以降は四半期業績の改善を想定。また、国内の新潟工場にて4月より取り組む工程ごとの改善プロジェクトは、早期に効果が顕在化しており、コスト削減ならびにアウトプットの向上に期待。

★10:33  良品計画-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 下期以降の海外事業の業績持ち直しに期待
 良品計画<7453.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、国内事業の販売好調が続くなか、下期以降の海外事業の業績持ち直しに期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を29800円→32000円と引き上げた。
 エクイティストーリーは変更なし。国内事業は会社施策の効果に加え、6~7月にかけて天候に恵まれたこともあって好調な販売が続いている。また、海外事業は、短期的には課題があるが業績ハードルが低下する下期以降業績が持ち直すという見方を継続するとした。株価上昇のカタリストは、「東アジア地域事業の成長加速」「国内販売基調の改善」など。

★10:39  メディアリンクス-ストップ高買い気配 住友電工と「IP-QAMエキサイタ」開発
 メディアリンクス<6659.T>がストップ高買い気配。住友電気工業<5802.T>は23日に、メディアリンクスと共同で、多チャンネル放送素材受信装置とトランスモジュレータを一体構造とした装置「IP-QAMエキサイタ」を開発し、ケーブルテレビ局向けに発売すると発表した。
 「IP-QAMエキサイタ」は放送素材受信装置「MD8000シリーズ」にトランスモジュレータ機能を持つIP-QAMユニットを実装し、一体構造とすることで、省スペース化と省電力化を実現したという。また、従来比75%の消費電力削減を実現するほか、この製品の新規導入により、既存設備の更新コストと比べ、システム構築費用の大幅な低減が見込めるとしている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:40  新生銀行-三菱UFJMSが目標株価引き下げ バリュエーション手法を変更
 新生銀行<8303.T>が5日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、株価の特性や水準の変化を反映し、バリュエーション手法を変更。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は220円→190円と引き下げた。
 主な変更点は2つ。(1)株価との回帰式(11.3期1Q末~18.3期1Q末)の変数を、BPS増減額(前年比、以下同)とする。株価との相関性をみるためR2(上期間と同)を計算すると、BPS増減額は0.64となり、従来のBPS額の0.27を大きく上回るため。(2)公的資金ディスカウント0.8倍を適用してきたが取りやめる。公的資金普通株式の市場売却などによる返済負担を考慮する必要性が、当面高くない。国にとって回収目標株価は700円程度、国民負担が発生しない簿価でも約450円とされており、直近株価に比べて極めて高水準にある点を考慮した結果である。

★10:43  西松屋チェーン-小幅安 通期営業利益を下方修正 季節商品など伸び悩み
 西松屋チェーン<7545.T>が小幅安。同社は24日、18.2期通期の営業利益予想を従来の87.2億円から79.4億円(前期比0.9%増)へと引き下げると発表した。
 アウトウェアなどの季節商品で着物実需や夏物の立ち上がり時期に売り上げが伸び悩んでいるほか、マタニティ用品も苦戦している。人件費の増加なども響いている。


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