凸版印刷-3日ぶり反発 デジカメ写真から3D形状モデルを自動生成する画像処理技術を開発
凸版印刷<7911.T>が3日ぶり反発。同社は19日、デジタルカメラで撮影した画像から三次元形状モデルを自動生成できる画像処理技術の有効性を検証するため、本田技術研究所(埼玉県和光市)の協力のもと、自動車デザインの製作プロセスでの性能評価実験を実施したと発表した。
その結果、CADへの適用にも耐え得る高精度なモデル生成に成功したという。同性能評価実験は2016年6月から実施したもので、具体的には、本田技術研究所が製作したドアのクレイモデルに対し、凸版印刷が同技術を適用して三次元形状モデルを作成した。本田技術研究所でその三次元形状モデルの表面平滑化処理を行った上で工業用三次元測定機の測定結果との比較評価を行ったところ、A4サイズにて、誤差0.08mmという、高精度なモデル生成を実現した。
これにより、従来は高価な専用機器でしか実施できなかった製造デザイン工程での三次元形状計測が、同技術を用いることで民生品のデジタルカメラでも手軽に実施可能であることが確認された。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。
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