前場コメント No.13 アウトソーシング、小林製薬、花王、弁護士ドットコム、AMBITIONなど

2017/11/17(金) 11:30
★10:11  アウトソーシング-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 中期利益成長に期待
 アウトソーシング<2427.T>が続伸。三菱UFJモルガン・シタンレー証券では、中期利益成長に期待。海外事業の成長も積極的に評価するとし、投資判断「Buy」を再強調、目標株価を1440円→2100円と引き上げた。
 エクイティストーリーを強めるとコメント。今後の注目点は以下の3点。(1)グローバルでの公務の民間開放を追い風とした海外事業の成長、(2)米軍施設向け事業を拡大する国内サービス系アウトソーシング事業、(3)外国人技能実習生が拡大する国内管理系アウトソーシング事業。
 営業利益予想を増額。主因は海外事業であるとし、昨年相次いだM&A(合併・買収)で株式市場の懸念が強かった同事業だが、今期は会社計画上振れの主因になっている。景気変動影響を受けづらい公的業務受託が中心で、収益ポートフォリオの安定拡大に寄与し、むしろ積極的に評価されるとした。

★10:15  小林製薬-みずほが目標株価引き上げ ヘルスケア事業は好調だが割高感は拭えない
 小林製薬<4967.T>が続伸。みずほ証券では、ヘルスケア事業は好調だが、株価の割高感は拭えないとして、投資判断「アンダーパフォーム」を継続した。目標株価は5500円→6000円と引き上げた。
 国内家庭用品製造販売事業の売り上げが好調なことから、今17.12期予想以降、みずほの業績予想を上方修正。3Qまでの実績では、インバウンド需要のみでなく、国内需要でもニッチなOTC医薬品の売り上げが堅調。これにより、営業利益率の改善幅が大きくなっている。しかし、来18.12期に向けてはこの動きが一服すると判断。増益幅は限定的であると予想。過去の配当性向に鑑みて、今17.12期は一層の増配も可能と予想。ただし、株価の割高さは依然として残ると指摘。

★10:19  花王-みずほが目標株価引き下げ 「その不完全さは、これからの伸びしろ」
 花王<4452.T>が続伸。みずほ証券では、「その不完全さは、これからの伸びしろ」とコメント。投資判断「買い」を継続も、目標株価は8200円→8150円と引き下げた。
 今17.12期営業利益予想を従来比40億円引き下げ2060億円とするが、依然株価には割安感があると考え、「買い」判断を継続。3Qの化粧品事業の大幅減収はネガティブサプライズであったが、一方でアジアは化粧品、紙おむつ事業とも2ケタ増収が続いている。4Qについては前年の一時的なコスト解消による増益要因も多い。確かに化粧品事業は明白な弱点であるが、これ程不振な事業を抱えながら2000億円を越える営業利益が予想される花王の全体最適なマネジメントを、むしろ評価するとした。化粧品事業もガバナンスが働く同社は、大幅な改善策を今後出してくると期待。

★10:19  弁護士ドットコム-続伸 「みんなの法律相談」累計法律相談件数が60万件を突破
 弁護士ドットコム<6027.T>が続伸。同社は16日に、運営する法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」の無料法律相談サービス「みんなの法律相談」について、累計法律相談件数が60万件を突破したと発表した。
 累計法律相談件数の拡大によりQ&Aデータが蓄積されるため、Q&Aデータベースを元にしたSEOの強化および個人の有料会員の増加に繋がるという。また、このデータベースは社内の研究開発部署「リーガルテックラボ」で開発中のAI法律相談サービスにおける貴重なビッグデータになるとしている。

★10:24  AMBITIONなど-マンション関連高い 10月首都圏賃料0.5%上昇
 AMBITION<3300.T>や三井不動産<8801.T>などマンション販売・管理関連が高い。東京カンテイ(品川区)は16日、10月の首都圏分譲マンションの平均賃料が1平方メートル当たり前の月比で0.5%上昇したと発表した。
 上昇は2カ月連続。東京都区部の賃料が0.6%上昇したのが寄与した。これを受け、賃料収入の増加などによる業績拡大期待からアンビションや三井不のほか、レオパレス21<8848.T>などにも買いが入っている。


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