前場コメント No.15 JCRファーマ、ロート製薬、森トラスト、大成建設、山田コンサルなど

2017/11/17(金) 11:30
★10:35  JCRファーマ-CSが目標株価引き上げ J-Brain Cargoの開発進ちょくが好調
 JCRファーマ<4552.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、J-Brain Cargoの開発進ちょくが好調と判断。投資評価「NEUTRAL」を継続も、目標株価は3300円→4100円と引き上げた。
 上期業績を反映し、ハンター症候群治療薬JR-141およびポンペ病治療薬JR-162の成功確率を引き上げ、業績予想を上方修正。血液脳関門通過技術J-Brain Cargoを応用した新薬開発が順調に進み、新薬パイプラインの予見性が高まったことを反映して、目標株価を引き上げ。しかし、上期の好業績、J-Brain Cargoへの期待の高まりから株価が急騰したため、投資評価は「NEUTRAL」を継続。

★10:37  ロート製薬-CSが目標株価引き上げ 17年度好調もその持続性を確認したい
 ロート製薬<4527.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、17年度好調も、その持続性を確認したいとして、投資評価「UNDERPERFORM」を継続した。業績予想・株価マルチプル変更に伴い、目標株価は2200円→2600円と引き上げた。
 同社最大の特長は、アジアでのニッチカテゴリーに強い商品ポートフォリオ。日本はデジタルマーケティングに注力し、新しい顧客層の開拓に成功。苦戦していた中国事業は回復基調に入る。同社の特徴として、新商品の発売のタイミングによって、利益成長トレンドが変化しやすいため、今後は、持続的な成長軌道に入りつつあるのかに要注目とした。

★10:41  森トラスト-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 物件取得環境は厳しい
 森トラスト総合リート投資法人<8961.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・シタンレー証券では、当面のDPS(1口当たり分配金)は内部留保の活用により安定するが、物件取得環境は厳しいとみて、投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は20.10万円→20.30万円と引き上げた。
 同REITの課題は売却物件の収益はく落をカバーするための物件取得。5月に「イトーヨーカドー新浦安店」の売却が発表され、同REITは売却資金を含む約300億円程度の物件取得余力がある。ただし、物件売買市場の過熱により2015年4月を最後に物件取得は実現していない。同REITの今後の投資戦略として、これまでの都心大型物件のみならず、中規模物件や地方都市の物件も投資対象として物件取得には一部柔軟性を持たせるようにしている。スポンサーサポートを含めて、早期の物件取得期待が高まっていると考えるとした。

★10:43  大成建設-続伸 有害物質を低コストで分解する菌発見
 大成建設<1801.T>が続伸。17日付の日経産業新聞で、同社が工場廃水に含まれる有害物質を低コストで分解する菌を発見したと報じられた。
 他の菌が繁殖しにくい酸性の廃水中でも、有害物質を高速で処理する動きを保ち、1日で基準値以下の量まで有害物質を分解できるという。オゾンや過酸化水素を使った従来の処理技術と比べて費用を50~75%引き下げられる新手法として、2018年度中の製品化を目指すとされる。今後の業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★10:45  山田コンサル-大幅に3日ぶり反発 子会社山田ビジネスコンサルなど吸収合併 業務効率向上へ
 山田コンサルティンググループ<4792.T>が大幅に3日ぶり反発。同社は16日に、子会社である山田ビジネスコンサルティング、山田不動産コンサルティング、東京ファイナンシャルプランナーズ、山田プリンシパルインベストメント、ならびに、同社の100%連結孫会社である甲南不動産を吸収合併すると発表した。
 今後も顧客の多様化するコンサルティングニーズに応え、中長期的な事業成長を図るため、(1)各事業子会社が持つ経営資源(人材・情報・営業拠点など)の有効活用および業務効率の向上などのシナジー発現、(2)人材採用・育成などを一体運営することによる組織基盤のさらなる強化、(3)経営判断の迅速化などの効果、が期待できると判断したとしている。


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