前場コメント No.9 横河電機、クレハ、GMOクラウド、関西電力、富士電機など

2017/11/22(水) 11:31
★9:29  横河電機-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績アップサイドは限定的であろう
 横河電機<6841.T>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、トップライン低成長の中、業績アップサイドは限定的であろうとコメント。投資判断「Neutral」を継続した。目標株価は1750円→1900円と引き上げた。
 エクイティストーリーに変更はなし。同社のストックビジネス(既存プラントからの継続的受注や更新需要)を中心とした業績安定性や増益基調の継続は、すでに株価に織り込まれていると考えられる。また、株価バリュエーションは同業比で割安感なく、レーティング「Neutral」を継続。
 トップライン成長を加速させる大型案件の受注獲得が、引き続きカタリスト。同社業績は、受注案件が小口化してトップラインが低成長となる中、先行投資対応分のコスト低減が遅延傾向。当面、株式市場の期待を超える利益創出や収益性改善の可能性は低下する見込み。注力するソリューションビジネスの業績寄与は時間を要するとの見方も変更はないとした。

★9:30  クレハ-続伸 レオスが株式6.14%を新規取得
 クレハ<4023.T>が続伸。21日大引け後に公表された大量保有報告書(5%ルール)で、レオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が11月15日時点で同社株式を6.14%新規取得したことが明らかとなり、材料視されている。保有株式数は122万3900株。

★9:31  飯田GHD-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 直販強化など経営統合効果で増益予想
 飯田グループホールディングス<3291.T>が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、戸建分譲の粗利益率回復が鈍いが、直販強化など経営統合効果で増益を予想。投資判断「Buy」を継続、目標株価を2900円→3100円と引き上げた。
 今18.3期上期決算を受けて、戸建分譲の粗利益率回復の遅れから、今18.3期以降の営業利益予想を減額。しかし、仕入時の土地原価が低下傾向にあるとみて、来19.3期の戸建分譲の粗利益率は前期比で小幅上昇に転じると予想。
 中期的には、経営統合効果として直販を強化、仲介手数料の削減により売上高販管費率が低下すると考えられる。飯田産業の子会社・ホームトレード、戸建分譲サイト「すまいーだ」を活用、直販エリアを拡大するとみるとした。

★9:31  GMOクラウド-急騰 レオスが株式保有割合7.99%→9.49%
 GMOクラウド<3788.T>が急騰。21日大引け後に公表された大量保有報告書(5%ルール)で、レオス・キャピタルワークス(東京都千代田区)が15日時点で同社株式の保有割合が7.99%→9.49%と上昇したことが明らかとなり、材料視されているもよう。保有株式数は110万9200株。

★9:33  関西電力-JPモルガンが目標株価引き上げ 足もとの業績は効率化効果もあり好調
 関西電力<9503.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、足もとの業績は効率化効果もあり好調と判断。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1660円→1680円と引き上げた。
 2Q決算を踏まえて、業績予想を修正。足もとでは販売数量で苦戦するも、効率化の深堀などの貢献によって、業績は堅調に推移しているとみられる。年度末から来年度にかけて、大飯原発3号・4号機の再稼働が予定されており、販売電力量の下げ止まりに期待が持てる。中計目標の来期経常利益2000億円程度は可能とみられ、50円配当の実施を予想するとした。

★9:38  富士電機-反発 中国でサーボシステム生産能力2倍に拡大へ
 富士電機<6504.T>が反発。22日付の日刊工業新聞で、同社が中国でサーボシステム(モーター・アンプ)の生産能力を2018年内に2倍に高めると報じられた。
 2工場を増強し、製品ラインアップのほぼすべてを中国生産にするという。現地では自動化を目的に工作機械やロボットの導入が急増しているが、これらの装置にはサーボシステムが不可欠で同社は旺盛な需要に対応するとされる。今後の海外収益の伸びが期待され、株価は上昇している。


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