前場コメント No.11 グローバルワン、いすゞ、オムロン、ルネサス、FVCなど

2017/11/22(水) 11:31
★9:45  グローバルワン-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 自社株買いなど取り組みを評価
 グローバル・ワン不動産投資法人<8958.T>が変わらずを挟んで4日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、自社株買いなど積極的な取り組みを評価。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を47.90万円→51.20万円と引き上げた。
 同REITは「大手町ファーストスクエア」や「アークヒルズ仙石山森タワー」など東京都心の競争力の高い物件を多く保有しているが、保有物件数が11件と少なくポートフォリオ分散が効いていないことなどから、NAVディスカウント状態にあると考えられる。しかし、今年に入り、3月には「品川シーサイドウエストタワー」などスポンサーと共同で2物件を取得し、今回11月の決算発表と同時に自社株買いを発表している。NAVディスカウント解消のため、今後の取り組みとして物件入れ替えの検討やフリーキャッシュの有効活用、さらなる自社株買いの可能性も打ち出している。会社が株主価値の最大化のために、かじを切りだした点はポジティブに評価できるとした。

★9:52  いすゞ自動車-CSが目標株価引き上げ いよいよ本格的な収益刈り取り局面へ
 いすゞ自動車<7202.T>が続伸。クレディ・スイス証券では、いよいよ本格的な収益刈り取り局面へとコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、業績予想修正および市場リスクプレミアム低下に伴うバリュエーションの見直しにより、目標株価を1700円→2050円と引き上げた。
 投資や費用が先行した今中計を経て、次期中計に入る来期からはいよいよ本格的な収益刈り取り局面へと移行する見込み。足元ではタイのLCV、産業用エンジン、保有事業が上振れ基調。とりわけタイのLCV は当面回復局面が続くことで、中期的なトップライン成長を下支えする見通し。今後のカタリストとしては、期末に発表する可能性のある次期中計が注目される。また、キャッシュポジションは依然高水準を維持しており、自社株買い余力も残るとした。

★9:53  オムロン-5日続伸 故障予知に寄与するFA機器を発売
 オムロン<6645.T>が5日続伸。22日付の日経産業新聞で、同社が同社が製造ラインの故障を予知するのに役立つ新型のファクトリーオートメーション(FA)機器を29日から順次発売すると報じられた。
 モーターなどの温度や振動、電流のデータを一度にまとめて計測して不具合の前兆を発見しやすくするという。モーターや溶接機など、ある設備に特化していくつものデータを同時に集めるFA機器は珍しいとされる。今後の収益の伸びが期待され、買いが入っている。

★9:55  ルネサス-みずほが「中立」へ引き下げ 中長期ストーリーは不変も割安感は薄れてきた
 ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が3日続落。みずほ証券では、中長期ストーリーは不変だが、短期的な割安感は薄れてきたとして、投資判断を「買い」→「中立」と引き下げた。目標株価は1250円→1500円と引き上げた。
 車載半導体で、海外のTier1(Bosch、Continentalなど)向けに売上が拡大し、粗利率が改善すると予想。40nmマイコンの競争優位性も維持されるとみられる。買収したIntersil製品を中心に、高収益であるインダストリアル向けアナログで、市場平均並みの成長を達成できるかどうかも注目点。

★9:57  FVC-反発 デジアラ社の株式を追加取得し持分法適用関連会社へ
 フューチャーベンチャーキャピタル<8462.T>が反発。同社は21日に、デジアラホールディングス(神戸市東灘区 以下、デジアラ社)の株式を取得し、持分法適用関連会社にすると発表した。
 デジアラ社は、インターネットを介したエクステリア・外構空間の販売・施工等、住環境分野における事業を展開している。今回の追加取得により、住環境分野におけるデジアラ社の販売力や施工ネットワークを活用するなどの連携をより強化するとしている。取得価格は非公表で株式譲渡は11月30日に行う予定。なお、この譲渡により議決権所有割合は19.9%→24.8%となる。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ