前場コメント No.14 メディアシーク、MORESCO、テックポイント、古野電気、トヨタ紡織など

2018/01/16(火) 11:30
★10:38  メディアシーク-ストップ高買い気配 BrainTechを活用したサービス開発でMyndliftと協業
 メディアシーク<4824.T>がストップ高買い気配。同社は16日に、最新のBrainTech(脳神経科学)を活用したサービス開発において、世界的に高い評価を有するMyndlift(イスラエル)と協業契約を締結し、日本市場でのBrainTechを活用したコンシューマー向けサービスの開発と普及推進におけるパートナーシップについて合意したと発表した。
 Myndliftは、ニューロフィードバックを活用したスマホアプリを提供するなど、BrainTechを活用したサービスにおいて世界中から高い注目を集めているという。同社は推進するBrainTech関連事業の一環として、Myndliftが提供するBrainTech活用サービスを日本市場向けに提供するとともに、BrainTech関連ビジネスの強化を進めていく方針としている。今後の収益拡大への寄与が期待され、買いが入っている。

★10:41  MORESCO-大幅反落 3Q累計営業益2%減 システム関連費用など販管費の増加で
 MORESCO<5018.T>が大幅反落。同社は15日に、18.2期の3Q累計(3-11月)の連結営業利益は17.3億円(前年同期比2.4%減)だったと発表した。
 増収および有利購買の推進や製品収率向上などコスト低減活動による原価抑制により売上総利益は増益を確保したものの、減価償却費およびシステム関連費用などでの販管費の増加を吸収しきれなかったとした。通期の会社計画26.0億円に対する進ちょくは66.5%となっている。

★10:41  テックポイント-大幅続伸 「MIPI」準拠車載映像受信用の半導体開発
 テックポイント<6697.T>が大幅続伸。16日付の日経産業新聞で、同社が高速のデータ通信規格「MIPI」に準拠した車載向けの映像受信用半導体を開発したと報じられた。
 カーナビなどのディスプレーに搭載し、カメラで撮影した映像データを受信する役割を果たすという。車載ディスプレーは大画面化・高精細化しており、映し出す映像も大容量データとなるため、高速通信できる新規格に準拠したとされる。今後の業績拡大への期待から買いが入っている。

★10:44  メディカルデータビジョン-3日続落 人間ドック・健診予約サイト運営のマーソと提携
 メディカル・データ・ビジョン<3902.T>が3日続落。同社は1月15日の大引け後に、国内最大級の人間ドック・健診予約ポータルサイト「MRSO」を運営する、マーソ(東京都港区)と資本・業務提携を締結すると発表した。
 生活者自身が生涯にわたって、未病・予防段階の健診情報から診療情報まで一気通貫に、さまざまな医療・健康情報を自ら管理できる環境の整備を目的として、MDVのサービス「カルテコ」と、マーソの「MRSO」を連携したサービスの共同開発を行う。また、マーソの普通株式を1月31日に取得する予定。

★10:50  古野電気-3日ぶりに大幅反落 3Q累計営業益11%減 舶用事業や産業用事業の減益で
 古野電気<6814.T>が3日ぶりに大幅反落。同社は15日に、18.2期の3Q累計(3-11月)の連結営業利益は21.9億円(前年同期比11.1%減)だったと発表した。
 舶用事業が、商船市場向けの売り上げがアジアでは減少したことなどにより減益となった。また、産業用事業が昨年好調であったETC車載器の売り上げが大幅に減少したことなどにより減益となったことも響いた。なお、通期の会社計画15.0億円は据え置いた。

★10:54  トヨタ紡織-東海東京が「OP」へ引き上げ 新モデル立ち上げが増えて投資回収期へ
 トヨタ紡織<3116.T>が4日ぶり大幅反発。東海東京調査センターでは、来期から新モデル立ち上げが増えて投資回収期入りと判断。レーティングを「Neutral」→「Outperform」、目標株価を2360円→3040円と引き上げた。
 2017年の株価は自動車関連銘柄の中ではワーストパフォーマー群の一角を占めていた。懸案だった欧米事業の構造改革に成功、追って新たな中期経営計画の策定へとポジティブ・サプライズが続いたが、今18.3期のガイダンスが営業減益とされたことや、トヨタ外拡販への方向性が後退したことが嫌気されたことが理由。
 だが、一連の悪材料は株価に織り込まれたと判断。業績面では、今18.3期はシート受注モデルが「C-HR」のほかは少なく、来19.3期以降に「RAV4」や「カムリ」(北米以外)、「カローラ」など人気のSUVをはじめとする受注モデルの立ち上げが増加、収益回復のけん引役となると見込まれるため。トヨタ車向けに開発した共通シート骨格の採用拡大につれ、投資回収が進む見込み。


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