前場コメント No.9 JRE、日本リテール、ファンデリー、JHR、千代田化工建設など

2018/03/22(木) 11:31
★10:12  ジャパンリアルエステイト-MSMUFGが「OW」へ引き上げ テナント退去リスクは低い
 ジャパンリアルエステイト投資法人<8952.T>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、目先における大型テナント退去のリスクは相対的に低いと判断。投資判断を「Equal-weight」→「Overweight」、目標株価を62.50万円→65.60万円と引き上げた。
 オフィス市況に対する過度な警戒感が薄れるなか、オフィス市況に感応度の高いポートフォリオが前向きに評価される可能性がある。株式市場のボラティリティが高止まりする中、相対的に高いバリュエーションが許容されると考えられる。目先における大型テナント退去のリスクは相対的に低いと指摘。

★10:17  日本リテールF-MSMUFGが目標株価引き下げ 株価は十分に下落したとの見方
 日本リテールファンド投資法人<8953.T>が続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、事業環境については楽観しにくいものの、株価は十分に下落したとみて、投資判断「Equal-weight」を継続した。目標株価は22.40万円→20.20万円と引き下げた。
 これまで郊外型商業施設における坪効率の下落が続いてきたとみられることを踏まえれば、賃料減額改定や退去のリスクが意識され続けると考えられる。ただし、株価のアンダーパフォームが続いたことで、潜在的なダウンサイドは限定的と考えるとした。

★10:23  ファンデリー-3日ぶり反発 紹介ネットワーク数2万カ所を突破
 ファンデリー<3137.T>が3日ぶり反発。同社は22日10時に、健康食通販カタログ「ミールタイム」および「ミールタイム ファーマ」を設置する医療機関や調剤薬局などの紹介ネットワーク数が、2万カ所を突破したと発表した。
 同社は、紹介ネットワーク数を事業における重要な指標ととらえ、今期末2万カ所の達成を目指し、専門の部門を立ち上げ、拡大に努めてきたという。その結果、今回、紹介ネットワーク数が2万カ所(前期末1万7596カ所、前期末比13.6%増)を突破したとしている。

★10:25  ホテルリート-MSMUFGが目標株価引き下げ RevPARの上昇期待を持ちやすい
 ジャパン・ホテル・リート投資法人<8985.T>が3日ぶり反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、景況感が回復する環境下ではRevPARの上昇期待を持ちやすいと判断。投資判断「Overweight」を継続も、目標株価は98000円→87000円と引き下げた。
 ホテルは景気感応度の高いアセットタイプであり、景況感の改善する環境下においてはRevPARの成長期待を持ちやすい。現状の株価は保守的に年率1%の賃料増額を見込むMSMUFG試算のNAVPUを下回っており、相対的に割安感が強いと指摘。

★10:30  ジャパンエクセレント-MSMUFGが「EW」へ引き下げ 株価の割安感は薄まった
 ジャパンエクセレント投資法人<8987.T>が3日続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では、アウトパフォームが続いたことで相対的な株価の割安感は薄まったと判断。投資判断を「Overweight」→「Equal-weight」と引き下げた。目標株価は15.30万円→15.50万円と引き上げた。
 P/NAVの割安感を背景に、これまで対東証REIT指数でのアウトパフォームが続いてきた。ただし、カバレッジ内においては相対的に流動性が低いこともあり、相対的な割安感は薄まったと判断。

★10:30  千代田化工-反発 カタールでLNGプラントの設計受注
 千代田化工建設<6366.T>が反発。21日付の日経新聞朝刊で、同社がカタール国営石油会社から、液化天然ガス(LNG)プラントの基本設計を受注したと報じられた。
 年産能力が合計2300万トン分の液化設備で、2023年の稼働開始を目指すという。カタール国営石油は年1億トンまで生産能力を高め、急増する中国やインドなどアジアのLNG需要を取り込む計画を掲げており、千代田化工は建設などの大型受注につなげる方針とされる。基本設計自体の受注額は数十億円だが、詳細設計や建設などの一括請負契約に至れば、数千億円規模の大型商談になるとみられる。今後の業績拡大期待から株価は上昇している。


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