前場コメント No.7 三井不動産、セグエG、コーエーテクモ、石井表記、ダイセルなど

2018/03/23(金) 11:30
★9:23  三井不動産-CSが目標株価引き下げ 自己株式取得よりも財務健全性を優先
 三井不動産<8801.T>が3日ぶり反落。クレディ・スイス証券では、自己株式取得よりも財務健全性を優先していると判断。投資評価「NEUTRAL」を継続、目標株価は2900円→2700円と引き下げた。
 財務健全性を優先するため、自己株式の取得がなされる可能性は低いと考えられる。不動産開発に要する期間を考慮すると、同社経営陣が想定する事業運営期間は5~10年であろうとコメント。資本政策も長期の事業運営に整合的なものが採用されそう。先進国では金利が上昇する可能性が高まっているため、長期的には信用収縮が生じるリスクを経営陣が意識し、強固な財務体質を志向し続ける可能性があるとした。

★9:29  セグエG-エースが目標株価引き下げ ITソリューションの拡大などで利益伸長が続く
 セグエグループ<3968.T>が7日続落。エース経済研究所では、ITソリューション事業の拡大や収益性改善による利益伸長が続くとみて、投資判断「強気」を継続した。目標株価は2830円→2660円と引き下げた。
 エースでは今18.12期について、売上高86億円(同期比+10%)、営業利益4億9000万円(同+28%)、経常利益4億9000万円(同+12%)、当期利益3億8000万円(同+19%)と、会社計画を上回ると予想。セキュリティ製品の拡販に加えて、サービス事業の契約の積み上がりが増収に寄与すると見られる。営業利益以下では、引き続き自社開発製品の拡販や、増収のスケールメリットによる利益率の改善を見込んでいるとした。

★9:33  コーエーテクモ-エースが目標株価引き下げ 経営陣のコスト管理意識の高さを評価
 コーエーテクモホールディングス<3635.T>が続落。エース経済研究所では、経営陣のコスト管理意識の高さと、襟川社長のコンテンツ制作手腕を高く評価。投資判断「強気」を継続も、目標株価は2920円→2860円と引き下げた。
 今18.3期第3四半期決算(累計)は、前年同期比1%減収の240億円、同63%営業増益の56億円、同43%経常増益の114億円と、減収ながら大幅増益。会社側は「真三国無双8」、「進撃の巨人2」、「ゼルダ無双」など有力タイトルのリリースが第4四半期となるため、通期計画の売上高420億円、営業利益115億円、経常利益160億円の計画を据え置いた。エースも通期予想の売上高420億円、経常利益165億円、当期利益120億円の予想を据え置くとした。

★9:37  石井表記-ストップ安売り気配 今期22%営業減益見込む 前期は計画上振れ着地
 石井表記<6336.T>がストップ安売り気配。同社は22日に、19.1期通期の連結営業利益予想を9.9億円(前期比22.1%減)と発表した。自動車向け印刷製品の生産減少、インクジェットコーターの大型化に伴い当該装置の製造コストが上昇することを予定していることなどから減益を想定するとしている。
 また、18.1期通期の連結営業利益は12.7億円(前の期比2.1倍)だった。通期の会社計画は10.4億円だったので着地は上振れた。売上高が前回予想を上回った。また、電子機器部品製造装置において、液晶関連装置であるインクジェットコーターのコスト改善により収益性が向上したことも寄与した。

★9:42  ダイセル-SMBC日興が「3」へ引き下げ トウとインフレータが落ち込み減益が続く
 ダイセル<4202.T>が大幅に7日続落。SMBC日興証券では、トウとインフレータが落ち込み、減益が続くと予想。投資評価を「2(中立)」→「3(アンダーパフォーム)」、目標株価は1440円→1180円と引き下げた。
 たばこフィルター用トウのドル建て価格軟化、エアバッグ用インフレータのタカタ向け応援出荷減少に、為替前提変更(110円/ドル→105円/ドル;1円円高は9億円弱の営業減益要因)が加わり、今18.3期のみならず、来19.3期・20.3期も減益基調が続くとの見方に改めたとした。来19.3期期初計画の公表などを契機に、市場コンセンサスが切り下がる可能性が高いと予想。


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