前場コメント No.8 津田駒工業、宇部興産、三井化学、ユニプレス、日本コークスなど

2018/03/23(金) 11:30
★9:44  津田駒工業-急落 織機におけるアスベスト含有部品の使用が判明
 津田駒工業<6217.T>が急落。同社は22日に、同社製品である織機の布巻張力コントロール部品に使用されているライニング素材について、一部に国内外の規制値を超えるアスベストを含有する素材が使用されていることが判明したと発表した。
 2018年3月15日出荷分より、該当部品の使用を取りやめ、アスベスト含有0%の代替品の使用に切り替えているという。該当部品を納入済みの顧客については、連絡・協議の上、速やかに対応するとしている。

★9:46  宇部興産-SMBC日興が「1」へ引き上げ 20.3期に最高益更新を予想
 宇部興産<4208.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、数量増・値上げの両立で、20.3期に最高益更新を予想。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」、目標株価は3600円→4400円と引き上げた。
 化学と建設資材両セグメントをけん引役に増益基調が続き、20.3期に営業最高益更新(これまでは07.3期559億円)を予想。具体的に、化学セグメントでは部門利益の原動力がカプロラクタム(CPL)や合成ゴムのマージン拡大から、セパレータやナイロン、ポリイミドの数量増へシフトするとみる。同様に、建設資材ではセメントやマグネシアクリンカーの値上げが部門利益の回復・拡大に寄与する見通し。今回、当該セクターのトップピックの一角に位置付けるとした。

★9:50  三井化学-SMBC日興が目標株価引き上げ トップピックの一角に引き上げ
 三井化学<4183.T>が続落。SMBC日興証券では、来19.3期の増益確度は高く、トップピックの一角に引き上げ。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は4200円→4650円と引き上げた。
 フェノールのマージン回復、自動車材料の拡販・原料価格軟化に伴うマージン改善から、為替前提105円/ドル(1円円高は年5億円の減益要因)でも、来19.3期は前期比11%営業増益が可能と予想。
 ポイントは3点。(1)フェノールのマージン改善に伴い石油化学分野で増益が見込めること、(2)原料ナフサ価格のピークアウトと自動車材料の拡販や、M&A(合併・買収)により取得したアークの上乗せによりスペシャリティ分野の伸長が可能なこと、(3)医薬品の創薬事業を手掛けておらず、ライフサイエンス分野で薬価改定や特許切れの影響を受けないこと。

★9:55  ユニプレス-SMBC日興が目標株価引き下げ バリュエーションディスカウント
 ユニプレス<5949.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、投資評価「2(中立)」を継続も、厳しい市場環境下でのバリュエーションディスカウントで、目標株価は2900円→2600円と引き下げた。
 3月20日に「軽量化技術」に関して説明会を開催。先行開発技術開発センター部長/常務執行役員の前田涼二氏をメインスピーカーに、同社のハイテン材プレス技術、新工法ホットスタンプなど、直近の技術動向を解説。ハイテン冷間プレス、ホットスタンプなど車体軽量化技術が大きな強み。
 業績予想を再検討。業績予想は据え置くものの、主要顧客である日産自動車を通して見た北米市場は懸念が払しょくできない点に鑑み、同社のターゲットバリュエーションにディスカウント(セクター基準PERから10%ディスカウント)を加え、目標株価を変更するとした。

★9:58  日本コークス工業-反発 18.3期の期末配当を3円に増配 ToSTNeT-3での自社株買いも発表
 日本コークス工業<3315.T>が反発。同社は22日に、18.3期の期末配当予想を2円→3円(前期は2円)に修正すると発表した。年間配当も同額となる。
 併せて、22日の終値107円で、23日午前8時45分の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において上限650万株・6億9550万円の自己株式を取得することも発表した。
 株主還元の強化および資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とするため。なお、上限650万株を取得した場合の発行済み株式総数に対する割合は2.15%となる。


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