前場コメント No.10 パーク24、リアルワールド、三菱自動車、大成温調、キーエンスなど

2018/03/23(金) 11:30
★10:25  パーク24-SMBC日興が目標株価引き上げ 収益動向改善の持続性に注目
 パーク24<4666.T>が小安い。SMBC日興証券では、収益動向改善の持続性に注目。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は2800円→2900円と引き上げた。
 国内駐車場については、採算性重視の新規開発への効果が徐々に出つつあり、緩やかながらも安定的な成長を予想。カーシェアリング事業も台数増加、オペレーション改善により力強い利益成長が続く見込み。
 前17.10期にM&A(合併・買収)で取得した海外事業については、日本での運営ノウハウも活用し、徐々に収益改善が見込める。20.10期は消費増税の影響で国内駐車場事業の利益成長が減速するリスクはあるが、カーシェア事業の成長により、会社全体の利益成長は続くとみられる。今18.10期予想PER29.5倍、PBR5.1倍と割安感には欠けるが、同社の成長力や高ROEを考慮すれば、現在の株価は妥当水準と判断。

★10:26  リアルワールド-続伸 EPARKからだリフレと資本業務提携
 リアルワールド<3691.T>が続伸。同社は22日に、ポータルサイト「EPARKからだリフレ」の運用など行うEPARKからだリフレ(東京都港区 以下、からだリフレ社)と資本業務提携を行うと発表した。
 からだリフレ社との資本業務提携を行うことにより、同社グループの事業であるクラウドメディア「げん玉」の収益向上やからだリフレ社の業務を同社グループのクラウドソーシングに委託していくなどの効果が見込まれるという。
 また、資本提携として、同社は4月2日付(予定)で第三者割当増資にて発行される普通株式および優先株式を3億9000万円にて引き受ける予定としている。

★10:31  三菱自動車-SMBC日興が目標株価引き上げ 新モデルの投入効果が本格寄与する
 三菱自動車<7211.T>が続落。SMBC日興証券では、新モデルの投入効果が本格寄与するタイミングを迎えると注目。投資評価「2(中立)」を継続も、目標株価は940円→970円と引き上げた。
 今18.3期3Q決算では日本/アセアン/北アジアなど主要地域の収益改善が確認できた一方、北米/その他地域が足かせとなり、強弱入り混じる着地。来期にかけては新モデル投入の効果が本格的に顕在化する局面を迎えると予想。欧州に投入されたEclipse Crossは日本でも3月から販売開始。月販目標台数1000台に対し、2月末までの事前受注は5000台と順調な滑り出し。今後は世界80カ国へ展開する予定であり、トップライン成長を伴った収益成長が期待可能。また、同モデルのPHEV投入も時期は不明ながら期待するとした。

★10:41  大成温調-もみ合い シンガポールのISOインテグレートM&E社と資本業務提携
 大成温調<1904.T>がもみ合い。同社は22日に、シンガポールの電気設備工事会社であるISOインテグレートM&E社との資本業務提携を行うとともに、発行済株式の34.1%を取得すると発表した。
 同社は、今回の提携によりISOインテグレートM&E社の企業価値向上を目指すとともに、有望な将来性を持つ東南アジアへ展開するため、ハブ機能としての可能性を探るという。
 ISOインテグレートM&E社は、今回の提携で、建築機械設備工事部門の立ち上げとともに、同国で推進する省エネルギー政策である、グリーンマークの市場へ参入するために、その対応力を強化するとしている。

★10:43  キーエンス-SMBC日興が目標株価引き上げ 戦略の差が業績格差につながろう
 キーエンス<6861.T>が反落。SMBC日興証券では、循環停滞局面では、戦略の差が業績格差につながろうとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は70000円→78000円と引き上げた。
 3Qまでの実績の反映、為替前提を1ドル=105円(従来110円)、1ユーロ=130円(120円)に変更した以外に大きな変更点はなし。来19.3期のFA機器の成長率は、SPEや工作機械向けの需要の成長鈍化により、今18.3期よりも鈍化することが予想される。しかし、このような循環局面では、同社の直接販売、エリア別営業戦略が、功を奏する局面。他社より業績は相対的に堅調に推移すると予想。


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