前場コメント No.11 ベルシステム24、いちご、任天堂、レンゴー、ファルテックなど

2018/04/20(金) 11:30
★10:27  ベルシステム24-野村が目標株価引き上げ 凸版印刷との相乗効果の具体化を評価
 ベルシステム24ホールディングス<6183.T>が7日続伸。野村証券では、凸版印刷との相乗効果の具体化を評価。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1620円→1640円と引き上げた。
 前18.2期決算を受けて、業績予想と目標株価を修正。算定に用いる今19.2期予想基準PERのRN LargeCap(除く金融)に対するプレミアムは従来の5%からヒストリカルの上限域である20%に引き上げ。野村予想に織り込んでいた凸版印刷(7911)との相乗効果が発現しつつあることが確認できたことから、中期の利益成長確度が高まった点を評価。ただし、株式市況が下落していることから、目標株価はわずかな引き上げにとどめるとした。同社に対する中期的な見方に基本的に変更はなし。

★10:33  野村不動産マスターF-SMBC日興が目標株価引き上げ 「質」向上を伴う資産規模拡大
 野村不動産マスターファンド投資法人<3462.T>が反発。SMBC日興証券では、「質」の向上を伴う資産規模拡大を評価。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を19.00万円→19.20万円と引き上げた。
 現状のバリュエーションは分配金利回りなどから判断し、他の複合・総合型REITとの比較でおおむね平均的水準にある一方、日本ビルファンド(8951)など時価総額が4000億円を超える他の大手REITとの比較において割安感がある。
 同投資法人は2017年に資産入替戦略を積極的に実行し、ポートフォリオの質向上を目指してきた。2018年からは公募増資も実施しながら、スポンサー開発物件への重点投資を通じた資産規模拡大に着手。現時点においてもオフィス、住宅、物流施設、商業施設など幅広くかつ大規模な分散ポートフォリオを構築しており、賃料収入の安定性は高い。加えて、保有するオフィスでの賃料増額も着実に実現しており、一定の内部成長も期待可能。このような観点から、今後の分配金の継続的安定成長を期待。

★10:36  いちご-大和が目標株価引き上げ 仕入れペース鈍化 キャピタルサイクルを高める
 いちご<2337.T>が反発。大和証券では、仕入れペース鈍化 キャピタルサイクルを高めるとコメント。投資判断「3(中立)」を継続も、目標株価は450円→500円と引き上げた。
 前18.2期営業利益は208億円(前の期比▲4.2%)で、ガイダンスは中計並み。仕入れペースを鈍化させる一方で、アセットクラスの多様化を進めていると注目。キャピタルサイクルを高めながら、増益基調が続く見込みとした。

★10:38  任天堂やレンゴーなど-高い 「ニンテンドーラボ(Variety KitおよびRobot Kit)」発売
 任天堂<7974.T>が高い。同社は20日に、「ニンテンドーラボ」(「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit」および「Nintendo Labo Toy-Con 02: Robot Kit」)を発売した。
 業績への貢献期待から同社に買いが入っているほか、ブルームバーグが13日に「ニンテンドーラボ」向け段ボールを供給していると報じたレンゴー<3941.T>や、市場関係者の間で段ボール供給で本命視されていた大村紙業<3953.T>にも買いが向かっている。

★10:39  ファルテック-5日続伸 中国で樹脂・金属部品を増産
 ファルテック<7215.T>が5日続伸。20日付の日経産業新聞で、同社が中国で樹脂・金属部品を増産すると報じられた。
 約5億円を投じて生産子会社の湖北ファルテックの塗装工程を増強するという。主に日産自動車<7201.T>に供給しており、塗装ラインの能力は5割高まるとされる。多目的スポーツ車(SUV)の人気が高まる中国では中大型車の需要が根強く、今後も受注が増えるとみて投資に踏み切るもよう。今後の業績拡大への期待から株価は上昇している。


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