前場コメント No.9 イビデン、日本特殊陶業、ヒロセ電機、テックファーム、ホギメディカルなど

2018/04/23(月) 11:31
★9:50  イビデン-野村が目標株価引き下げ 多岐にわたる新製品の事業展開が次期会社中計の論点
 イビデン<4062.T>が3日ぶり反発。野村証券では、多岐にわたる新製品の事業展開が次期会社中計の論点とコメント。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は2100円→2000円と引き下げた。
 為替前提を円高(1ドル111→106円、1ユーロ135→131円)に見直した上に、欧州でのディーゼル車市場の縮小を鑑み、SiC-DPFの収益見通しを引き下げたことを背景に、業績予想を下方修正。野村では電子部門、セラミック部門ともに、今後1~2年で新製品投入が増えると想定。これら新製品を収益性改善や、事業規模の拡大につなげられるかが、中期的な注目点とした。

★9:53  日本特殊陶業-野村が目標株価引き下げ 成長性・収益力に比べて割安感がある
 日本特殊陶業<5334.T>が続落。野村証券では、成長性・収益力に比べ、割安感があると判断。レーティング「Neutral」を継続した。目標株価は3550円→3450円と引き下げた。
 業績予想修正は、主に為替前提の変更(1ドル111→106円、1ユーロ135→131円)によるもの。排ガス規制の強化と点火プラグの低価格帯製品の成功を背景に、同社の中国事業の成長性が高まっている。野村では、世界的な排ガス規制強化を契機に、点火プラグ市場で同社のシェアが上昇し、同市場の寡占化が進むと考えられる。現状株価には割安感があると判断。

★9:57  ヒロセ電機-野村が目標株価引き下げ 業績予想を下方修正
 ヒロセ電機<6806.T>が3日続落。野村証券では、業績予想を下方修正。レーティング「Neutral」を継続、目標株価は15530円→15500円と引き下げた。
 ドル円の為替前提の変更(1ドル111→106円)とスマホ市場向けコネクタの売上見通しを引き下げたことを主因に、業績予想を下方修正。今19.3期は産機、車載が増収をけん引も、スマホ向け減収で売上成長は限定的と想定。前18.3期に前期比25%前後の増収となったと推定される一般産機向けコネクターの好調持続と、自動車向けコネクターの新製品寄与が増収をけん引する一方、スマホ向けコネクターは、韓国企業向けの不振などを背景に、同10%以上の減収になると予想。

★10:02  テックファーム-大幅続伸 通期営業益を上方修正 ソフトウエア受託開発伸びる
 テックファームホールディングス<3625.T>が大幅続伸。同社は23日取引時間前、18.6期通期の連結営業利益予想を従来の1.8億円から3.6億円(前期比2.2倍)へと引き上げると発表した。
 ソフトウエア受託開発事業で既存顧客の深耕営業による案件獲得、注力領域であるAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)を活用した案件の受注が好調となっている。

★10:06  日本アコモデーションF-大和が目標株価引き上げ 住宅型REIT代表格 安定的に内部成長
 日本アコモデーションファンド投資法人<3226.T>が反発。大和証券では、住宅型REIT代表格として、安定的な内部成長は続いていると判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は45.00万円→47.00万円と引き上げた。解約数が今期も減少。高稼働率を維持した上で賃料増額を実現。潤沢なフリーキャッシュフローを考慮すれば、外部成長も可能と想定。ただし、投資口価格の割安感は見出し難いとした。

★10:09  ホギメディカル-大和が目標株価引き上げ キャッシュ創出力を再確認も売り上げに懸念
 ホギメディカル<3593.T>が4日ぶり反落。大和証券では、キャッシュ創出力を再確認も、売り上げには懸念が残るとし、投資判断「3(中立)」を継続した。目標株価は4255円→4570円と引き上げた。
 17年度連結売上高は大和想定に5.8億円届かず、キットが4Qに失速していると判断。18年度会社利益見通しは大和の従来予想以下で、販管費増加が影響している。売上伸長率の鈍さは懸念されるが、持続的な2ケタ増益基調は評価できるとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,628.48 -831.60
TOPIX 2,663.53 -47.20
グロース250 640.12 -15.48
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 155.66 +0.35
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ