後場コメント No.2 大陽日酸、ロート製薬、セレス、シチズン、トヨタなど

2016/05/25(水) 15:00
★12:34  大陽日酸-3日ぶり反発 診断薬原料の特殊な水で販売契約 ブラジル・インドで
 大陽日酸<4091.T>が3日ぶり反発。25日付日経産業新聞で、同社ががん診断薬の原料となる特殊な水について、ブラジルとインドで販売契約を結んだと報じられた。
 ガス濃縮・分離技術を生かして作る特殊水の生産能力を従来の2倍に高め、新興国への販売で2020年度に現在の2倍の25億円の売り上げ規模を目指すという。将来的な収益拡大が期待され、株価は上昇している。

★12:37 UMNファーマ-反発 国内インフルワクチン承認に遅れ 「中立」継続
 UMNファーマ<4585.T>が反発。シティグループ証券では、国内インフルワクチン承認に遅れがみられるとし、投資評価「2(中立)」を継続した。目標株価は2200円→2100円と引き下げた。
 新薬の審査状況を勘案し、業績予想をアップデート。国内で申請中の季節性インフルエンザワクチンUMN-0502(ASP7374)について、各期の売上予想を減額した。承認マイルストンの収受が遅れることで、足元の手元流動性に不足感が強まってきたと判断。米国への輸出に向けた準備は進んでいるものの、短期的に資金面でのリスクが大きく、投資評価は中立を継続。

★12:38  ロート製薬-続落 業績予想を見直し 「中立」継続
 ロート製薬<4527.T>が続落。シティグループ証券では、業績予想を見直し。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は2400円→1800円と引き下げた。
 円高、アジア減速、国内製品リニューアル一巡、国内出荷価格の引き下げなどの要因を受け、今17.3期の業績予想を下方修正。ただし、株価はこれらのネガティブな情報を織り込んでいると考えられ、投資評価は中立を維持。同社は新しい領域に挑戦し、総合的なヘルスケア製品・サービスを提供する会社を目指すという事業方針を明らかにした。再生医療、アンチエイジング、食品、農業、国際事業などへの拡大を検討していると注目。

★12:45 セレスなど-ビットコイン関連買い集める 改正銀行法が可決 IT企業に出資しやすく
 セレス<3696.T>が急騰。マネーパートナーズグループ<8732.T>、インフォテリア<3853.T>、アイリッジ<3917.T>、さくらインターネット<3778.T>、ロックオン<3690.T>、フィスコ<3807.T>なども買い集める。25日付日経新聞電子版で、金融とITを組み合わせた「フィンテック」と呼ばれるサービスを促すための改正銀行法が、参院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決、成立したと報じられ、ビットコイン関連銘柄の業績拡大を期待した買いが向かっているもよう。
 銀行や持ち株会社による事業会社への出資制限を緩め、IT企業が出資を受けやすくなったとされた。

★12:46  シチズンHD-もみ合い 再評価にはシェア増・顧客層拡大のサインが必要 「中立」継続
 シチズンホールディングス<7762.T>がもみ合い。シティグループ証券では、再評価にはシェア増・顧客層拡大のサインが必要とコメント。投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は950円→600円と引き下げた。
 シチズンを含む時計株は、日本市場の売上高増収率が前上期に前年比30%増を上回ったことを主因に成長期待を高めたが、前下期は同10%増程度へのモメンタム鈍化が確認されたことで、本来的な「成熟感」が顕在化、プレミアムがはく落、選好順位が高まり難い状況にあると判断。同社は業績面でも新しい好材料は少ないと指摘している。

★12:50 トヨタ自動車-3日ぶり反発 Uberとライドシェア領域での協業検討
 トヨタ自動車<7203.T>が3日ぶり反発。同社は25日、Uber Technologiesと、ライドシェア領域での協業を検討する旨の覚書を締結したと発表した。
 両社は今後、ライドシェアビジネスが拡大している国・地域で、試験的な取り組みを始めながら協業を模索する。また今回の合意を通じ、トヨタファイナンシャルサービスと未来創生ファンドから、Uberに戦略的出資を行う。出資金額は非公表。今後の海外収益の拡大が期待され、株価は上昇している。


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