〔Market Flash〕ゼネコンの収益レベルは異次元水準に入ったと認識~三菱UFJMS

2016/05/26(木) 09:43
【9:40】ゼネコンの収益レベルは異次元水準に入ったと認識~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、ゼネコン各社の16.3期は歴史的な決算であったと捉えている。(1)各社ともに当期利益水準が大きく向上し過去最高益レベルを更新したこと、(2)トップライン拡大ではなくマージン改善による収益構造へと転換を果たしたこと、(3)増配・自社株消却といった株主還元に前向きな姿勢を示したこと―などを評価している。大手ゼネコンの場合、営業利益500億円の壁が存在していたが、16.3期には営業利益1000億円の壁を一気に突破した。手持ち工事の状況から17.3期も高水準の営業利益が続くと予想している。また、工事採算の改善に加え、建設物価が安定している状況などから、ゼネコン各社の1Q決算は想定以上にポジティブになる可能性があるとみており、1Q決算が次なるカタリストになると予想している。 【9:30】3D-NANDフィーバー前夜の半導体製造装置市場~野村  野村証券では、2016年後半は3D-NANDが半導体製造装置市場を強力にけん引すると予想している。市場が急伸しているサーバーで、全てフラッシュメモリでストレージを構築する「All Flash」の売上が急拡大していることをその理由に挙げている。16年1-3月期決算説明会では、サーバー事業で売り上げを拡大しているインテル、マイクロンがいち早く3D-NANDの大型投資に踏み切り、東芝(6502)も装置の発注を再開、SKハイニックスはDRAMラインのFlashメモリへの転換を検討し、サムスン電子は3D-NANDの大型投資に向けた準備に入るなど、3D-NANDへの野村の期待を裏付ける動きが次々と確認されたことを指摘している。これらの流れを受け、日立国際電気(6756)、ディスコ(6146)、東京精密(7729)への推奨スタンスを継続している。 【9:05】石油精製元売りセクターはもうしばらくは過渡期が続く~みずほ  みずほ証券では石油精製元売りセクターに関して、経営統合を通じた構造改革進展により、業界全体に対する評価を高めるには時期尚早とみている。ただし大手5社の株価評価においては、同セクター内でPBRとROEの関係、配当利回り水準の両面で相対的に割安感が残るという観点から、JXホールディングス(5020)の投資判断を「買い」とし、残り4社の投資判断を「中立」継続としている。また、JX以外でやや割安感があるのは、同社の統合相手の東燃ゼネラル石油(5012)とみている。市況環境の変化にも順応しており、2015年以降は石油下流事業で同業他社を上回る収益力を安定的に示している点を評価している。従来は配当利回り以外での株価評価は難しい面もあったが、足元の収益力でみてもやや割安感がでてきている点に注目している。 【8:45】寄り前気配は東芝テック、東京海上、トレンド、CTCが高い気配値  主力株の寄り前気配では、東芝テック(6588)+10.00%、東京海上(8766) +5.21%、トレンド(4704) +4.74%、CTC(4739) +4.35%、LIXILG(5938) +4.20%、JPX(8697) +3.90%、JSR(4185) +3.84%、日本ペ(4612) +3.84%、SANKYO(6417) +3.79%、エーザイ(4523) +3.65%などが高い気配値。  一方、東京精(7729)-19.74%、電化(4061)-16.70%、アルフレッサ (2784)-12.55%、イビデン(4062) -6.00%、オービック(4684) -5.55%、ダイセキ(9793) -4.94%、ユニチャーム(8113) -4.50%、スタートトゥ(3092) -4.23%、ツムラ(4540) -2.92%、メイテック(9744) -2.83%などが安い気配値となっている。
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