前場コメント No.4 旭硝子、ニコン、浜松ホトニクス、ソニー、エボラブルなど

2016/05/27(金) 11:30
★9:05 旭硝子-みずほが目標株価引き上げ 中計目標値のハードルは高い
 旭硝子<5201.T>が3日続伸。みずほ証券では、上期主体に会社計画比上振れを見込むが、中計目標値のハードルは高いと判断。投資判断「中立」を継続した。目標株価は580円→670円と引き上げた。
 今16.12期営業利益は会社計画比50億円上振れの800億円を予想し、2期連続で期初計画を上回る見込み。欧州を主体としたガラスの想定以上の利益改善が見込まれるが、スマホ市場の低迷などによる電子の厳しさなどもあり、来17.12期営業利益1000億円以上とする中計目標値のハードルの高さを再認識するとした。

★9:06  ニコン-もみ合い 京大iPS細胞研究所とiPS細胞の品質評価技術の共同研究を開始
 ニコン<7731.T>がもみ合い。同社は5月26日に、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の細胞調製施設(FiT)内におけるiPS細胞の培養工程で使用される生物顕微鏡観察システムの画像解析、およびそれを用いた細胞の培養状態の判断技術に関する共同研究契約を、このほど締結したと発表した。
 ニコンの保有する顕微鏡観察技術とパターン認識技術を採用した画像解析技術を用いて、iPS細胞の状態を数値化し、細胞の品質を客観的に評価・判断可能なものへと置き換え、その数値化された品質評価をもとに、安定した細胞・培養管理システムの構築を目指すもの。

★9:06  浜松ホトニクス-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 長期成長ストーリーは継続
 浜松ホトニクス<6965.T>が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、足元環境は厳しいが長期成長ストーリーは続けるとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は4000円→3900円と引き下げた。
 同社業績は、前15.9期3Q(4~6月)より前年同期比減益局面で推移しているが、今16.9期下期には減益幅が縮小傾向となると想定。背景には(1)生産設備拡張のための先行投資による減価償却費の増加は今16.9期1Q(15年10~12月)をピークに減少傾向にあること、(2)需要の弱い状態が継続している医用向けは、リーマン・ショック後停滞する世界経済でも、全体の経済を上回る成長を継続してきたことから、足元の低迷局面が長期化する可能性は低いと考えていることなどを挙げた。

★9:06  ソニー-岩井コスモが目標株価引き上げ 中期的な成長性は変わらず
 ソニー<6758.T>が変わらずを挟んで続伸。岩井コスモ証券では、投資判断「A」を継続、現在の株価水準や中期的な成長性を考慮し、目標株価は3300円→3700円と引き上げた。
 同社は今17.3期業績を前期比減収、同58億円の増益幅にとどまる営業増益を予想。これは4月に発生した熊本地域での地震の被災や円高影響、スマートフォン向け半導体の販売低下など悪材料が重なるため。しかし、多くは一過性の材料であり、中期的な成長性に与える影響は限定的との見方を示した。注力のセンサービジネスはスマホ減産で需要一服も、車載向けに軸足を移す方向へ。

★9:07  エボラブル-買い気配 ロボットへITオフショア開発ソリューションの提供開始
 エボラブルアジア<6191.T>が買い気配。同社は5月26日の大引け後に、ロボット(東京都渋谷区)に対してベトナムのITオフショア開発ソリューションの提供を開始すると発表した。
 ロボットは、テレビCM制作、劇場映画制作、モバイルコンテンツ制作、キャラクター開発、アニメーション制作、グラフィックデザインなど、さまざまな分野に向けた作品づくりに取り組む総合制作プロダクション。ラボ型ITオフショア開発ソリューションの提供を開始することで、ロボットのWEBサイト制作事業をさらに進化させるとした。

★9:08  セガサミー-大和が目標株価引き下げ 遊技機事業の回復で17.3期は大幅増益を予想
 セガサミーホールディングス<6460.T>が続伸。大和証券では、遊技機事業の回復で今17.3期は大幅増益を予想。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は1330円→1310円と引き下げた。デジタルゲームの急回復を主因に新年度は14%営業増益の計画。会社計画は遊技機事業(原価、単価)を中心に保守的な印象が強いとした。


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