後場コメント No.1 不二製油、きんでん、免疫生物研究所、日立建機、日東電工など

2016/05/27(金) 15:00
★12:30 不二製油G-野村が目標株価引き下げ 先行投資は重いが着実な成長を続ける
 不二製油グループ本社<2607.T>が続落。野村証券では、引き続き割安感があるとみて、レーティング「Buy」を継続した。目標株価は2600円→2300円と引き下げた。
 今17.3期は、原料価格や為替前提など変更(USD:117→108円、会社計画:123.5円)、さらに固定費増加を織り込み、業績予想を下方修正。油脂事業はCBEの価格下落や欧州での粉乳向け油脂の競争激化などにより7億円の減益を見込むとしたが、製菓・製パン素材事業では米州事業の増益(Harald社の通期寄与および買収関連費用のはく落)などにより同14億円の増益、大豆たん白事業は同横ばいを予想。会社計画との主な差異は為替前提とした。

★12:30  きんでん-続伸 中小ビル向け屋内蓄電池を開発 日本ガイシと共同
 きんでん<1944.T>が続伸。27日付日経産業新聞で、同社と日本ガイシ<5333.T>が中小規模のビル向けに屋内型蓄電池を共同開発すると報じられた。
 中小ビルでも使いやすいよう小型化し、太陽光発電や夜間電力と組み合わせて省エネ対策としても使える電源として実用化を目指す。今後の収益拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★12:30  免疫生物-後場買い気配 「糖鎖不全IgA1測定キット」を製造販売 協和発酵キリンと試料譲渡契約
 免疫生物研究所<4570.T>が後場買い気配。同社は27日前引け後、サンドイッチELISA法を用いた「糖鎖不全 IgA1測定キット」の製造販売について開発元の協和発酵キリン<4151.T>と試料譲渡契約を交わし、研究用試薬として製造販売すると発表した。
 同薬は従来のレクチンによる測定系に比べて、正確・安定した測定が可能となった。広くIgA腎症の研究に用いられることが期待でき、大規模な試験にも利用できるという。今後の業績拡大への期待から、買いが向かっている。

★12:31  日立建機-野村が目標株価引き下げ PERは高いが改革効果が出始めることを評価
 日立建機<6305.T>が3日ぶり反落。野村証券では、収益力が高まるかが再評価のカギとコメント。レーティング「Reduce」を継続、目標株価は1500円→1400円と引き下げた。
 需要減少期の終盤が近いと見るがまだ不安定で、同社は営業利益率が5%(17.3期予想)とまだ低く、需要が下振れる場合に利益への影響度が大きい。構造改革効果で利益率が上昇し、需要底入れの兆しが見えれば来18.3期増益の確度が高まり、「Neutral」への引き上げが視野に入るとした。

★12:34  日東電工-野村が目標株価引き下げ 電子材料を下方修正 メディカルを上方修正
 日東電工<6988.T>が3日続伸。野村証券では、電子材料を下方修正、メディカルを上方修正。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は7150円→6660円と引き下げた。
 円高への見直し(117→108円/ドル)を中心に業績予想を減額。現状の事業ではRN Large Cap(除く金融)と同程度(17.3期ベースでPER16倍)の評価が可能という評価は変えていないとしたが、フェーズ1b/2a中間解析で、肝機能改善の兆候が見られたことなどから、肝硬変治療薬のポテンシャルが従来予想比で高まったと考え、肝硬変薬の事業価値を今回DCFで算定し、付け加えたとした。次のポイントは11月からフェーズ2b試験が着実に開始できるかと指摘。

★12:40  HUG-買い先行も軟調 ZMPとの合弁会社が自動運転車の実証実験を受注
 ハーツユナイテッドグループ<3676.T>が買い先行も一巡後は軟調。同社は27日12時30分、自動運転関連サービスを手掛けるZMP(東京都文京区)との合弁会社であるZEGが自動運転車の実証実験案件を受注し、公道での走行テストやデータ収集を実施したと発表した。
 同実証実験では、車両制御の自動から手動への切り替えの検証やその際のドライバーの状態を監視した。歩行者、建造物、ガードレール、信号などの車両周辺状況の物体認識精度向上のためのデータ収集などを実施した。


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