後場コメント No.3 東陽テクニカ、日本電気硝子、しまむら、日立、大和工業など

2016/05/27(金) 15:00
★13:03 東陽テクニカ-6日続伸 独comemso開発の充電アナライザーを販売
 東陽テクニカ<8151.T>が6日続伸。同社は27日、電気自動車をはじめとするE-モビリティ向けの評価ソリューションを開発・提供する独comemso GmbHが開発した「CHAdeMOアナライザ/シミュレータ」を6月1日より販売すると発表した。
 同製品により、EV充電器と電気自動車の間に挿入することで、従来別々に測定しなければならなかった充電中の制御信号と、電流/電圧とを同時に計測することができる。業績拡大への貢献が期待され、買いが入っている。

★13:10  東京製鉄-JPモルガンが目標株価引き上げ 販売価格引き上げの効果は2Q以降に顕在化へ
 東京製鉄<5423.T>がもみ合い。JPモルガン証券では、スクラップ価格上昇に伴う販売価格引き上げの効果は、2Q以降に顕在化すると想定。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は690円→700円と引き上げた。
 1Qはスクラップコスト高によるメタルスプレッド縮小で業績は弱く、2Q以降にかけて業績改善を見込んでいるとした。16年度業績見通しについては、スクラップ価格前提を19.8→22.2千円/トン、販売価格を58.2→59.9千円/トンへと引き上げも、メタルスプレッドは37.6千円/トンと前回予想から大きな変更はなく、営業利益予想も131億円→121億円へと小幅修正にとどまる(会社計画90億円)とした。

★13:10  日本電気硝子-続伸 熱膨張係数低いレーザーガラスフリットを開発
 日本電気硝子<5214.T>が続伸。同社は27日、従来品より熱膨張係数が低く、セラミックスへの濡れ性を向上させたレーザーガラスフリットを開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。
 殺菌装置などでの用途拡大が期待される深紫外LEDで、パッケージの封止材料を、樹脂からレーザーガラスフリットに置き換えることで、深紫外LEDの信頼性向上や長寿命に貢献できるとした。今後の収益の伸びへの期待から、株価は上昇している。

★13:16  しまむら-JPモルガンが目標株価引き上げ 業績予想を若干引き上げ
 しまむら<8227.T>が4日ぶり反落。JPモルガン証券では、売上高、粗利率のハードルが上昇する下期の基調に注目。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は11000円→13400円と引き上げた。
 前16.2期実績、今17.2期の進ちょくを踏まえ、業績予想を引き上げ。今来期営業利益、EPS予想ともに10%強上方修正。アイテム数削減効果などから、業績は順調に推移しているが、株価は年初来、小売株指数を13%アウトパフォーム。上期好調はおおむね織り込み済み、現株価はフェアバリュー圏と考えるとし、「Neutral」判断は継続するとした。

★13:20  日立製作所-反発 超高速エレベーターが分速1200メートルの世界最高速を達成
 日立製作所<6501.T>が反発。同社は27日、中国広州市の超高層複合ビル「広州周大福金融中心」向けに受注した超高速エレベーターの走行試験で、定格速度の分速1200メートルで走行することを実証・確認したと発表した。
 分速1200メートルの速度はエレベーターでは現在世界最高速度であり、今後、安全性・快適性を検証しながら、最終調整作業を進める。今後の受注拡大などへの期待から、買いが入っている。

★13:25  大和工業-JPモルガンが目標株価引き下げ 潤沢なネットキャッシュ活用が注目点
 大和工業<5444.T>が反発。JPモルガン証券では、潤沢なネットキャッシュ活用が向こう3~6カ月で最大の注目点とし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は3200円→3100円と引き下げた。
 想定してきた通り、保守的な会社計画が公表されたことで目先悪材料は出尽くした状況にあり、今後は15年度末時点で1230億円まで積み上がったネットキャッシュ活用(M&Aや自社株買い)に向けた動きに焦点が集まるとした。鋼材市況のボラティリティが高い中で、特にこうした個別のカタリストを持つ銘柄は投資対象としても妙味があると推奨。


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