後場コメント No.1 オプティム、ジャパンディスプレイ、イオン、日野自動車、トヨタなど

2016/05/30(月) 15:00
★12:30 三菱自動車-SMBC日興が目標株価引き上げ 17.3期予想は特別損失を想定せず
 三菱自動車<7211.T>が反発。SMBC日興証券では、後発事象処理や日産との契約締結などを考慮するも、依然ハイリスクとして、投資評価「3(アンダーパフォーム)」を継続した。目標株価は300円→500円と引き上げた。
 前16.3期に追加計上された特別損失は、会社が調査した軽自動車4車種の燃費詐称分がベースとなっており、今後、4車種に対する国交省の調査結果、また、4車種以外の社内調査結果とそれを含めた国交省の行政判断、さらには、特別調査委員会ならびに日産によるデュー・ディリジェンスの調査結果などが変動リスクとした。

★12:32  オプティム-5日ぶり反発 タブホに自動車月刊誌「CARトップ」追加 交通タイムスと業務提携
 オプティム<3694.T>が5日ぶり反発。同社は30日、雑誌読み放題サービス「タブホ」へのコンテンツ提供について交通タイムス(東京都文京区)と業務提携し、自動車月刊誌「CARトップ」を追加すると発表した。
 これにより、車・バイク系コンテンツが合計27誌となる。タブホで購読できる全てのコンテンツは446誌1100冊以上となった。業績の伸びへの期待から、株価は上昇している。

★12:33  JDI-大幅続伸 有機ELパネルの生産ライン来春までに稼働
 ジャパンディスプレイ<6740.T>が大幅続伸。30日付読売新聞で、同社が次世代パネルの有機ELパネルの生産ラインを2017年春までに稼働させると報じられた。
 製造拠点の1つである茂原工場(千葉県茂原市)で、有機ELの生産ラインの稼働を試験的に始める。経営計画で掲げる18年からの量産までに技術の蓄積を図る。今後の業績拡大への期待から、株価は上昇している。

★12:33  イオン-続伸 ネットスーパーで定額配送料金サービスを開始
 イオン<8267.T>が続伸。30日付日刊工業新聞で、同社が6月に、ネットスーパー事業で定額配送料金サービスに乗り出すと報じられた。
 ネットスーパーの1回当たりの利用額が少額だったり、月に何度も利用したりする層を開拓するという。業績へのポジティブな影響が期待され、買いが入っている。

★12:33  日野自動車-SMBC日興が目標株価引き下げ 生産・販売面とも構造改革の調整待たれる
 日野自動車<7205.T>が4日続伸。SMBC日興証券では、今17.3期予想を下方修正。生産・販売面とも構造改革の調整が待たれるとし、投資評価「2(中立)」を継続、目標株価は1300円→1200円と引き下げた。
 前16.3期実績ならびに費用面では販売費用の増加を考慮し、今17.3期予想の営業利益は1000億円→870億円(12%減)に下方修正。会社計画(800億円、1ドル=105円など)に対する差異は為替前提が主因。新しい19.3期予想では、新興国需要の回復を見込み、収益水準が回復する予想としたが、構造改革の調整施策が待たれるとした。
 当面は為替影響に加えて、好調な国内販売では、増益効果を相殺する販売費用の動向、海外向けでは現地販売よりも、国内生産の水準に注目。インドネシアは5月ならびに7月は前年水準が低いため、回復期待に注意したいとした。

★12:37  トヨタ-SMBC日興が目標株価引き下げ 当面は販売計画進ちょくとばん回増産に注目
 トヨタ自動車<7203.T>が反発。SMBC日興証券では、今17.3期予想を下方修正も、当面は販売計画進ちょくとばん回増産などに注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は7300円→7000円と引き下げた。
 今17.3期予想は主に費用面の増加により下方修正(営業利益は2兆5300億円→2兆1700億円、24%減)となるが、会社計画(1兆7000億円)は上回る水準。会社計画との差異は、主に為替前提(1ドル=105円、1ユーロ=120円、会社計画比+3750億円)、ならびに原価改善(+900億円)など。19.3期予想は次期「カローラ」などのTNGAモデルのラインナップ拡大に期待して、増益継続予想とした。
 当面は、ばん回生産を考慮すると“ほぼ前年並み”の生産計画や、新型「プリウス」の初期受注まで考慮すると“実質減少”と推定される販売計画の進ちょくに注目。


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