後場コメント No.2 日産自動車、ＩＨＩ、クオール、日立、日本製鋼所など
★12：43 日産自動車－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 17.3期予想は増益水準に上方修正
日産自動車<7201.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、今17.3期予想は増益水準に上方修正。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を1300円→1500円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想は7500億円→8000億円（前期比1％増）に上方修正、会社計画（7100億円）を上回る増益予想とした。会社計画との差異は主に為替前提。19.3期予想も、アジアや北米などの主力乗用車の次世代化等を考慮し、増益を継続する予想とした。
短期的には為替影響に注意しつつ、当面は、新型フルサイズピックアップトラック「タイタン」やインフィニティのラインナップ拡大効果を中心とした北米販売の好調、ならびに、前16.3期4Qから増勢が一巡した販売費用など、効率化の取り組みに注目とした。
日産自動車<7201.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、今17.3期予想は増益水準に上方修正。投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続、目標株価を1300円→1500円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想は7500億円→8000億円（前期比1％増）に上方修正、会社計画（7100億円）を上回る増益予想とした。会社計画との差異は主に為替前提。19.3期予想も、アジアや北米などの主力乗用車の次世代化等を考慮し、増益を継続する予想とした。
短期的には為替影響に注意しつつ、当面は、新型フルサイズピックアップトラック「タイタン」やインフィニティのラインナップ拡大効果を中心とした北米販売の好調、ならびに、前16.3期4Qから増勢が一巡した販売費用など、効率化の取り組みに注目とした。
★12：46 ＩＨＩ－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 主力の航空・宇宙事業は踊り場
ＩＨＩ<7013.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、主力の航空・宇宙事業は踊り場と判断。引き続き追加費用リスクに留意すべきとし、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は160円→180円と引き上げた。
主力の航空・宇宙・防衛事業は新型エンジンの量産開始により収益悪化が見込まれ、同事業の業績は今17.3期から来18.3期にかけて利益の踊り場を迎えると予想。加えて、海洋構造物事業や、前16.3期4Qに初めて収益性悪化の問題が出たガスプロセス事業を中心に引き続き追加費用リスクに留意する必要があるものと考えているとした。総合重機械5社のなかで、依然バリュエーションの割高感が強いと判断。
ＩＨＩ<7013.T>が3日続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、主力の航空・宇宙事業は踊り場と判断。引き続き追加費用リスクに留意すべきとし、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は160円→180円と引き上げた。
主力の航空・宇宙・防衛事業は新型エンジンの量産開始により収益悪化が見込まれ、同事業の業績は今17.3期から来18.3期にかけて利益の踊り場を迎えると予想。加えて、海洋構造物事業や、前16.3期4Qに初めて収益性悪化の問題が出たガスプロセス事業を中心に引き続き追加費用リスクに留意する必要があるものと考えているとした。総合重機械5社のなかで、依然バリュエーションの割高感が強いと判断。
★12：47 クオールなど－調剤薬局が堅調 2016年度純利益は過去最高を更新
クオール<3034.T>が5日ぶり反発。日本調剤<3341.T>、総合メディカル<4775.T>、アインホールディングス<9627.T>も高い。28日付日経新聞朝刊で、同社など調剤薬局大手4社の2016年度の連結純利益がいずれも過去最高を更新すると報じられた。
利益の伸び率については、4月の診療報酬改定への対応に絡む人件費の増加が影響し、鈍る見込み。各社は店舗網の拡大や薬局以外の事業強化で増益を確保するとしている。
クオール<3034.T>が5日ぶり反発。日本調剤<3341.T>、総合メディカル<4775.T>、アインホールディングス<9627.T>も高い。28日付日経新聞朝刊で、同社など調剤薬局大手4社の2016年度の連結純利益がいずれも過去最高を更新すると報じられた。
利益の伸び率については、4月の診療報酬改定への対応に絡む人件費の増加が影響し、鈍る見込み。各社は店舗網の拡大や薬局以外の事業強化で増益を確保するとしている。
★12：49 日立－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き下げ 南ア火力案件は懸念もバリエーション的には割安
日立製作所<6501.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、南ア火力案件は懸念材料も、バリエーション的には割安として、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は860円→780円と引き下げた。
投資評価「1」継続の理由は、電力や社会産業インフラ分野における非継続事業の赤字が大きく膨らんだとはいえ、前16.3期は比較的堅調な着地となったため。加えて、新たな「2018中期経営計画」では19.3期の営業利益率が8％以上など、これまで示唆していた10％に対しては控え目な目標にとどまったものの、バリュエーション的に依然として割安なことなどを考慮したため。ただし、火力発電の合弁企業（MHPS）に絡み、日立が2007～2008年に受注した南アフリカの大口案件で提携先の三菱重工業から3790億円の費用支払い請求を受けた事案の早期解決が、今後の株価推移などを見る上でも非常に重要な課題と考えるとした。
日立製作所<6501.T>が続伸。ＳＭＢＣ日興証券では、南ア火力案件は懸念材料も、バリエーション的には割安として、投資評価「1（アウトパフォーム）」を継続した。目標株価は860円→780円と引き下げた。
投資評価「1」継続の理由は、電力や社会産業インフラ分野における非継続事業の赤字が大きく膨らんだとはいえ、前16.3期は比較的堅調な着地となったため。加えて、新たな「2018中期経営計画」では19.3期の営業利益率が8％以上など、これまで示唆していた10％に対しては控え目な目標にとどまったものの、バリュエーション的に依然として割安なことなどを考慮したため。ただし、火力発電の合弁企業（MHPS）に絡み、日立が2007～2008年に受注した南アフリカの大口案件で提携先の三菱重工業から3790億円の費用支払い請求を受けた事案の早期解決が、今後の株価推移などを見る上でも非常に重要な課題と考えるとした。
★12：53 日本製鋼所－ＳＭＢＣ日興が目標株価引き上げ 株価上値余地は乏しい
日本製鋼所<5631.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、産業機械事業の好調は評価できるが株価上値余地は乏しいとみて、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は320円→430円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想を101億円→146億円、来18.3期を117億円→132億円と変更。レーザーアニール装置（IT関連機器）の受注は好調だが、液晶、有機EL向けともに受注が拡大した前16.3期を超える受注高を今後期待することは難しいと想定。当該製品の受注量は生産能力を超えており、外注費用が増加することを考慮すると、営業利益への貢献は限定的。しかし、今17.3期会社計画営業利益120億円は保守的とみられ、特に、素形材・エネルギー事業における上振れを予想しているとした。
日本製鋼所<5631.T>が反発。ＳＭＢＣ日興証券では、産業機械事業の好調は評価できるが株価上値余地は乏しいとみて、投資評価「3（アンダーパフォーム）」を継続した。目標株価は320円→430円と引き上げた。
今17.3期営業利益予想を101億円→146億円、来18.3期を117億円→132億円と変更。レーザーアニール装置（IT関連機器）の受注は好調だが、液晶、有機EL向けともに受注が拡大した前16.3期を超える受注高を今後期待することは難しいと想定。当該製品の受注量は生産能力を超えており、外注費用が増加することを考慮すると、営業利益への貢献は限定的。しかし、今17.3期会社計画営業利益120億円は保守的とみられ、特に、素形材・エネルギー事業における上振れを予想しているとした。
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