後場コメント No.3 日本ガイシ、GSユアサ、アイシン精機、トヨタ紡織、IHIなど

2016/06/24(金) 15:00
★13:54 日本ガイシ-CSが新規「OP」 排ガスセラミックスの強みを再強調
 日本ガイシ<5333.T>が大幅反落。クレディ・スイス証券では、排ガスセラミックスの強みを再強調。投資評価「OUTPERFORM」、目標株価3000円として、新規カバレッジを開始した。
 自動車排ガス規制強化に伴う、同社の排ガス関連セラミックス製品のニーズ拡大に注目。自動車の排ガス規制強化トレンドの追風を受け、排ガスセラミックス製品を主体とした収益成長を想定。ディーゼル車の減少影響を、排ガス対応製品の搭載率上昇や、ガソリン車へのGPF展開などにより補うことで、中長期的に高い収益成長が期待可能。排ガスセラミックス市場は参入障壁が高く、プレーヤーが限られた寡占市場であることから、拡販/搭載率上昇による成長ポテンシャルは自動車部品セクター内でも極めて高い水準にあると判断。
 今17.3期の為替影響を主因とした減益ガイダンスはバリュエーションに十分に織り込まれたと判断、今後バリュエーションは再び拡大に転じると予想。中長期的な収益成長に期待でき、今が投資好機であると考えるとした。

★13:58  GSユアサ-CSが新規「NEUTRAL」 次世代車載LiBの登場を待つ
 ジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が大幅反落。クレディ・スイス証券では、次世代車載LiBの登場を待つとコメント。投資評価「NEUTRAL」、目標株価450円として、新規カバレッジを開始した。
 車載バッテリーを収益の主軸に置く同社にとり、自動車の電動化トレンドは事業環境としては良好と推察。一方、車載LiB市場は競合メーカーが多数存在し、新規拡販によるシェアの拡大が厳しい環境にあると判断。鉛蓄電池は成熟市場であり、高付加価値製品への置き換えが必要。期待がかかる車載LiB事業の飛躍にはしばらく見極めを要すると考え、中立評価で調査を開始。同社が独Boschと展開する次世代の車載LiBがシェア拡大への打開策となる可能性があり、今後の開発内容に期待するとした。

★14:03  アイシン精機-CSが目標株価引き下げ 17.3期は2ケタ増益を予想 株主還元にも期待
 アイシン精機<7259.T>が大幅反落。クレディ・スイス証券では、今17.3期は2ケタ増益を予想し、株主還元にも期待するとして、投資評価「OUTPERFORM」を継続した。目標株価は5500円→5400円と引き下げた。
 今17.3期は引き続き2ケタ増益を予想する点に加え、ネットキャッシュ化による株主還元強化の可能性にも期待。今17.3期営業利益予想は1940億円(前期比10%増)。為替前提は米ドル/ユーロ109円/123円(同社前提105円/120円)。AT台数は8025千台/前期比8.8%増と予想。
 今17.3期はシロキ工業の連結化による売上増に加え、高水準のAT台数成長が引き続きトップラインをけん引する見通し。AT台数はVolkswagen向けが停滞する一方、トヨタ/D3/その他欧州向けが伸びる見通し。トヨタ向けは新型Priusなどでの供給比率上昇、D3/その他欧州向けはGM/BMWなどの新型車拡販が寄与する見込み。

★14:07  トヨタ紡織-CSが目標株価引き上げ 17.3期も収益上振れ基調が続こう
 トヨタ紡織<3116.T>が大幅反落。クレディ・スイス証券では、今17.3期も収益上振れ基調が続こうとコメント。投資評価「OUTPERFORM」を継続、目標株価を2500円→2800円と引き上げた。
 今17.3期も収益上振れ基調が続く見込み。日本は新型Prius向け本格展開、新型C-HR向け投入による台数寄与を見込む一方、熊本地震およびADVICS工場爆発事故に伴う減産の巻き返しは変数として残る。北中南米はSIACamry/GM Cadillac向けの打ち切りによる台数減をHighlander向け増産が補完。豪亜は中国でCorolla/Levinなどの小型車向けが増えるほか、インドネシアの新型Sienta向け投入も台数寄与する見込み。欧阿はトルコのC-HR向け、下期のMini向け投入による台数増を見込むとした。
 なお、収益面では、同社が車種構成悪化を想定する日本、インディアナのHighlander 向け立ち上げ費用を見込む北中南米、C-HR/Mini 向け立ち上げ費用を見込む欧阿などで上振れ余地が残ると考えるとした。

★14:09  IHI-大幅反落 傘下企業とラサ工業がバイマスボイラーを共同開発 木の粉を燃料に
 IHI<7013.T>が大幅反落。24日付日経産業新聞で、同社傘下で環境装置メーカーのIHI環境エンジニアリング(東京都江東区)とラサ工業<4022.T>が、木の粉を燃料とするバイオマスボイラーを共同で開発したと報じられた。
 木質チップを燃料とする従来型のボイラーに比べ、着火や消火が簡単にできるため効率的に使えるという。木の粉を作る粉砕機などとボイラーを組み合わせた熱利用システムとして、林業が盛んな自治体などに提案するもよう。しかし、軟調な地合いのなかで売りが出ている。


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