富士フイルム-上げ幅拡大 「FF-21101」抗体ががん組織に集積することを画像診断で確認
富士フイルムホールディングス<4901.T>が上げ幅拡大。同社は6月28日に、傘下の富士フイルム(東京都港区)が、進行性固形がん患者に対する抗がん剤「FF-21101」の米国第1相試験において、投与された患者で「FF-21101」の抗体ががん組織に集積することが画像診断により確認できたと発表した。
これにより、抗体に結合させた放射性同位元素(RI)から放出される放射線で患部を治療することが期待されるとした。今後も引き続き臨床試験を進め、「FF-21101」の薬剤評価を行う考え。今回の報告は、6月27日(現地時間)にフランス・パリで開催された、がんの個別化医療に関する国際的なシンポジウム「World Innovative Networking in Personalized Cancer Medicine」において発表された。
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