前場コメント No.5 パーク24、パナソニック、日立、三菱自動車、スズキなど

2016/06/30(木) 11:30
★9:17  パーク24-TIWが新規「2+」 カーシェア事業けん引による成長を期待
 パーク24<4666.T>が4日続伸。投資情報会社のTIWでは、カーシェア事業けん引による成長を期待。投資評価「2+(Outperform)」として、新規カバレッジを開始した。
 株価指標面に割安感はなし。しかし、(1)16.10期上期(11~4月)営業利益は会社計画を上回り過去最高、(2)14.10期より通期で黒字化したカーシェアリングの順調な利益拡大が好業績をけん引、(3)16.10期通期は会社計画を上回る着地が見込める、(4)カーシェア事業の成長ポテンシャルは高く、同事業が同社の利益成長をけん引する公算が大きい、(5)円高や国内外景気悪化が懸念される逆風下でも好業績が見込めることが評価されるとした。

★9:21  パナソニック-続伸 ドローンと大型風船を融合した「バルーンカム」試作機開発
 パナソニック<6752.T>が続伸。同社は6月29日に、ドローンと大型風船を融合し、スポーツやイベントなどでさまざまな演出が可能なドローンシステム“バルーンカム”の試作機を開発したと発表した。
 風船内にドローン全体を組み込んだ構造とすることで、安全性を向上。さらに、プロペラの推進力を最適制御することにより、飛行の安定性と機動性を両立した。バルーンカムの機体にカメラやLED、プロジェクターを搭載することで、ボディ全体を生かした光の演出や情報表示が可能。
 プロジェクターなどの機材と組み合わせた新たなイベント演出の実現を目指し、実証実験を行いながら実用化に向けた開発を進めるとした。

★9:22  日立-続伸 イタリアの鉄道運営会社から新型車両を受注 まずは195両を380億円で
 日立製作所<6501.T>が続伸。同社は6月29日に、グループ会社である日立レールイタリアが、イタリアの鉄道運営会社であるトレニタリアと、新型車両として最大300編成の2階建て車両を26億ユーロ(約3000億円)で供給することに合意したと発表した。まず39編成(195両)を3.33億ユーロ(約380億円)で受注した。
今回納入する車両は、日立レールイタリア社が製作を担当する新型の2階建て通勤車両。人間工学に基づいたレザーシートや、多目的スペースを設置する。1編成(5両)の全長は136メートルで、乗車定員は656名。新型車両の最高速度は160km/hで、在来線に投入される予定。

★9:22  JAL-JPモルガンが「Overweight」再強調 強力なカタリストを持つバリュー銘柄
 日本航空<9201.T>が続伸。JPモルガン証券では、4%の配当利回り+株主還元拡大の見込みで、投資判断「Overweight」を再強調した。目標株価は4500円を継続。
 足元の配当利回りは4%弱と魅力的。それに、株主還元の強化に対するマネジメントの姿勢が以前より前向きになっていることを、取材を通して感じているとした。同社のネットキャッシュは2300億円で時価総額の20%に相当、自己資本比率60%という還元拡大の条件も今期に達成される見通し。したがって、自社株買いあるいは配当性向の引き上げが予想される時期を来期から今期中へ変更。強力なカタリストを持つバリュー銘柄、ハイ・インカム銘柄として推奨するとした。

★9:26 三菱自動車-続伸 軽自動車「eKワゴン」「eKスペース」販売を7月1日に再開
 三菱自動車<7211.T>が続伸。同社は6月29日に、軽自動車「eKワゴン」と「eKスペース」の販売を7月1日に再開すると発表した。両車種については燃費値の偽装が発覚し、4月20日以降、販売を停止していたもの。

★9:28  スズキ-続伸 インドグジャラート工場の稼働を半年前倒し 来年1月稼働
 スズキ<7269.T>が続伸。30日付日刊工業新聞で、同社が販売好調なインドで4輪車を増産するため、建設中のグジャラート工場を予定より約半年前倒し、2017年1月に稼働すると報じられた。
 同国で3番目となる新工場の稼働で、20年に年産200万台体制を整えるという。工場稼働前倒しによる目先の業績拡大が期待され、株価は上昇している。


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