〔Market Flash〕ディスプレイ業界 装置メーカーは有機EL投資拡大の恩恵を享受~野村

2016/06/30(木) 10:24
【10:20】ディスプレイ業界 装置メーカーは有機EL投資拡大の恩恵を享受~野村  野村証券では有機EL(OLED)に関するレポートの中で、装置メーカーが投資拡大の恩恵を享受できると指摘。OLED製造ラインの心臓部ともいえる蒸着装置ではキヤノン(7751)が高いシェアを持っており、現在、顧客間で取り合いとなっているほどだが、連結売上に占める同事業の構成比は1%程度と小さいとのこと。アルバック(6728)は、新蒸着源を搭載した装置を投入するなど、蒸着装置での失地回復を狙っている。バックプレーン向けにCVD、PVD、封止装置も提供しており、事業機会にも恵まれているとみている。ニコン(7731)は、高シェアを持つFPD露光装置でOLED投資盛り上がりの恩恵を享受すると予想しており、特に投資の中心となる6Gで強みを持つことから、市場の伸び以上に台数を伸ばす可能性があると考えている。 【10:00】「Brexitで米景気後退」は誇張~みずほ  みずほ証券では1-3月期米国GDP確報値を受けてリポートしている。確報値は純輸出の上方修正を主因に前期比年率+1.1%と上方修正された。1-3月期は所得指標が堅調であったが、市場での不透明感上昇の他に天候要因も支出抑制につながった。4-6月期実質GDPは+3%前後と引き続き予想しており、消費の再加速と設備投資の持ち直しがカギを握るとみている。実質GDP成長率は16年が+2.2%、17年が+2.6%と予想している。5月雇用統計の下振れが印象的だが、その他の直近統計は比較的堅調で、米国マクロサプライズ指数は持ち直し傾向にあると捉えている。「Brexitで米景気後退」という声は今のところ根拠に乏しいと考えている。 【9:40】SPEセクター 3D NANDの投資恩恵を享受する銘柄はまだ買える~CS  クレディ・スイス証券では、SPE(半導体製造装置)セクターに関して、16-17年に3D NAND投資の恩恵を最大限に享受するとみられるメモリ系の前工程SPE銘柄2社の東京エレクトロン(8035)と日立国際電気(6756)の投資評価を引き上げている。2社に関しては、iPhone新モデルの3D NAND採用、エンタープライズ向けSSDへの採用拡大など3D NAND需要増に対応した設備投資期待がコンセンサスとみているが、(1)17年需要に対して今後12カ月で100-150k枚(総額1兆円程度)の3D NAND新規能力拡大/転換投資が必要であるため、投資規模が市場想定を上回ること、(2)そのため、依然としてバリュエーションは割安、(3)16年10-12月期もしくは17年1-3月期に3D NAND受注のピークを迎えるとみられることから利益確定はまだ早いこと―の3点を想定し、業績、バリュエーション、タイミングともに、いまだメモリ系SPE銘柄を推奨できうると考えている。 【8:45】寄り前気配は長瀬産、ケーヒン、積水化、エア・ウォーが高い気配値  主力株の寄り前気配では、長瀬産(8012)+27.00%、ケーヒン(7251)+25.71%、積水化(4204)+23.42%、エア・ウォー (4088)+20.11%、サンドラッグ(9989)+15.92%、阪和興(8078)+13.66%、凸版印(7911)+12.70%、日本ペ(4612)+12.31%、トレンド(4704)+11.99%、住友重(6302)+11.79%などが高い気配値。  一方、ホシザキ(6465)-15.34%、三和HD(5929) -8.59%、THK(6481) -5.74%、テレビ朝日(9409) -5.73%、キヤノンMJ(8060) -4.95%、東京精(7729) -4.90%、滋賀銀(8366) -4.30%、協和キリン(4151) -4.00%、ゼオン(4205) -3.75%、ユニチャーム(8113) -3.72%などが安い気配値となっている。
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