後場コメント No.2 ラオックス、パナソニック、Jフロント、パソナ、日新電機など

2016/07/27(水) 15:00
★12:49  ラオックス-ドイツ証が目標株価引き下げ 再成長へ経営努力が続く
 ラオックス<8202.T>が4日ぶり反発。ドイツ証券では、再成長へ経営努力が続いていると注目。レーティング「Hold」を継続、目標株価は1100円→760円と引き下げた。
 業績予想は下方修正。消費税免税事業は客単価の下落に加えて、客数も減少に転じるなど、想定以上に苦戦。加えて、会社は前15.12基の好業績を受けて、出店と人材の積極採用など費用増にかじを切っており、収益悪化は避けられない見通し。ただし、株価は業績悪化を織り込んだ水準にあるとの見方を示した。

★12:52  パナソニック-4日ぶり反発 スロベニア家電大手ゴレーネへの出資比率引き上げを検討
 パナソニック<6752.T>が4日ぶり反発。27日付日経新聞朝刊で、同社が、スロベニア家電大手のゴレーネと出資比率の引き上げの協議に入ったことを明らかにしたと報じられた。
 2013年にゴレーネの株式の約10%を10億円程度で引き受けており、過半まで高めて子会社化を目指すという。9月末までに資産査定を終えて、出資比率を引き上げるかどうかを決めるもよう。今後の業績拡大への期待から、買いが入っている。

★12:53  Jフロント-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 下期からの業績回復基調を予想
 J.フロント リテイリング<3086.T>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、下期からの業績回復基調を予想し、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は1670円→1520円と引き下げた。
 インバウンド売上高の苦戦などを反映し、業績予想は下方修正。コスト削減は例年通り順調に推移しており、富裕層売上高は1Q(3~5月)も堅調かつ顧客数も増加している。インバウンド売上高は前年同期のハードルが高い2Q(6~8月)を越せばマイナス幅は縮小する見込み。売場面積の減少影響が一巡する今17.2期下期以降は再び増益基調に戻るとの見方を示した。

★12:57  パソナG-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 低収益性脱却は依然として道半ば
 パソナグループ<2168.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、低収益性脱却は依然として道半ばと判断。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は680円→620円と引き下げた。
 業績予想を減額修正。過去最高益(07.5期85億円)更新は遠のき、依然として低収益性脱却がみえないとした。連結上場子会社ベネフィット・ワンを除く営業利益は、今17.5期以降は横ばいを予想する。人材派遣や請負、紹介などの人材関連事業は堅調ながら、その他事業の赤字や全社費用増が止まらず。同社株は発行済株数の49%を握るベネフィット・ワンとの時価総額差異に注目が集まるが、ベネフィット・ワンを除く同社の赤字体質を考えると、そこに着目して割安との議論もし難いとした。

★13:02  日新電機-三菱UFJMSが目標株価引き上げ エクイティストーリーは変わらず
 日新電機<6641.T>が7日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、イオンドーピング装置の出荷ピークアウトは19.3期と予想。投資判断「Hold」を継続も、目標株価は1080円→1310円と引き上げた。
 エクイティストーリーは、収益の主役交代を繰り返しながらの業績高位安定に変わりはないとしたが、足元のイオンドーピング装置への旺盛な需要から、ビーム・真空応用部門が従来想定以上に利益をけん引すると予想。なお、今1Q受注分の装置の多くは、来年夏頃以降の量産立上げモデル(スマートフォン)用ディスプレイ製造に対応すると推察。今後も中小型有機EL生産能力拡張の需要を獲得できる可能性はあるものの、受注拡大ペースのスローダウンを意識する段階に移行したとみているとした。

★13:06  富士通フロンテック-後場マイナス転換 1Qは58%営業減益 国内・アジア向けPOSが減収
 富士通フロンテック<6945.T>が後場マイナス転換。同社は27日13時、17.3期1Q(4-6月)の連結営業利益が8300万円(前年同期比57.6%減)だったと発表した。
 国内・アジア向けPOSの商流変更による減収影響のほか、為替影響や中国市場向けメカコンポーネントの一部延伸もあり、減収となった。


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