後場コメント No.1 SUMCO、大成建設、オリンパス、NTTドコモ、モブキャストなど

2016/08/24(水) 15:00
★12:30  SUMCO-続落 当面の好材料は織り込まれた可能性 「買い」→「中立」
 SUMCO<3436.T>が続落。シティグループ証券では、当面の好材料は織り込まれた可能性とみて、投資評価を「1(買い)」→「2(中立)」と引き下げた。目標株価を910円→1000円と引き上げた。
 2Q決算や取材を踏まえて業績予想を見直し。今期、来期の営業利益を各50億円減額。価格はおおむね想定通りに推移も、円高に加え、先端品での歩留まりや生産性が当初予想に届かない見通し。堅調なロジックICやNAND向け需要がけん引し、来春頃に需給がひっ迫、値上げが徐々に浸透するとのシナリオに変更はないとしたが、絶対利益水準自体は当初予想を下回る見込み。株価はウエハーの値上げ期待や業界再編のニュースフローより7月初めのボトムから約50%上昇。上値余地は当面限られると考え、「中立」へ引き下げるとした。

★12:30  大成建設-3日続伸 「長周期地震動」抑える低コストの技術を開発
 大成建設<1801.T>が3日続伸。24日付「日経産業新聞」で、同社が震源から遠く離れた超高層ビルを大きく揺らす「長周期地震動」を抑える低コストの技術を開発したと報じられた。
 「長周期地震動」とは、地震で起きる周期が数秒から十数秒の長いゆっくりとした揺れで、高層ビルは低い建物と比較して長い揺れと「共振」しやすく、大きく揺れる可能性があるという。同技術で、ビルの屋上に設置する制震装置のおもりの重量が3分の1程度になり、設置のコストが7割ほどに抑えられるとしている。ビルに与える荷重も減るので、地盤の弱い場所でも使いやすいもよう。今後の業績への貢献が期待され、買いが入っている。

★12:33  オリンパス-反発 医療事業へのさらなる「集中」が求められる 「買い」継続
 オリンパス<7733.T>が3日ぶり反発。シティグループ証券では、医療事業へのさらなる「集中」が求められるとコメント。投資評価「1(買い)」を継続も、目標株価は5000円→4200円と引き下げた。
 医療事業は米国市場が特に緩慢な出足となったが、商談数には減速感や変調の兆しはなく、現地通貨ベースの会社前提は据え置かれた。医療事業で短期業績の緩急が生じる点は、営業現場の業績管理と四半期決算のかい離という点で課題はあるが許容しうると判断。しかし、映像・科学事業の赤字転落は、それらの非中核事業の収益力(競争力)の低さを映し出しており、選択と集中の不徹底や費用削減の遅れ等への対処を一層明確にすることが求められるとした。

★12:36  NTTドコモ-SMBC日興が目標株価引き上げ 業績上振れと増益継続に注目
 NTTドコモ<9437.T>がもみ合い。SMBC日興証券では、業績上振れと増益継続に注目。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を3300円→3500円と引き上げた。
 四半期決算のたびに好業績が予想されること、来期以降も月々サポート負担の縮小や他社比で遅れていたスマホ比率の上昇などによる通信サービス収入の増収、非通信事業の成長、12月まで継続する自社株買いが、良好な株価パフォーマンスを支える見込み。

★12:39  モブキャスト-急反発 スマホ向けゲーム「LUMINES パズル&ミュージック」 9月1日から世界配信
 モブキャスト<3664.T>が急反発。同社は24日、スマートフォン・タブレット向け新作パズルゲーム「LUMINES パズル&ミュージック」を、9月1日から世界で配信開始すると発表した。
 PlayStation Portable(PSP)のヒット作「ルミネス」を継承、進化させたスマホ向けパズルゲーム「LUMINES」は7月19日から日本国内とオーストラリア、ニュージーランドで先行配信している。今後の収益拡大への期待から株価は大きく上昇している。


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