〔Market Flash〕日経平均は16663円を抜くと200日線試しの展開へ~三菱UFJMS

2016/08/29(月) 12:48
【12:45】日経平均は16663円を抜くと200日線試しの展開へ~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券のテクニカルレポートでは日経平均に関して、8月26日に日足は基準線を下回り、この日は一時16320円まで下落したが、基準線割れは1日限りのダマシとなる可能性があると考えている。今週、日経平均が8月23日の高値16663円を上に抜ければ、それは8月12日の16943円以来の調整一巡を示唆すると捉えており、この場合、200日移動平均線(17109円:26日時点)試しの展開を予想している。また、200日線付近には、昨年高値から今年安値までの下げ幅に対する38.2%戻りとなる17190円や、5月31日高値の17251円などの節目が重なっていると指摘している。 【11:05】三菱ケミカルHDのプレミアムが高水準~SMBC日興  SMBC日興証券のクオンツレポートでは、三菱ケミカルHD(4188)について考察している。三菱ケミカルは、田辺三菱製薬(4508)の株式を保有している。保有株式価値を除いた田辺三菱製薬のプレミアムは、8月19日は47.1%だったが、8月26日は46.4%となったとのこと。リスクオンの流れの中で三菱ケミカルの株価が堅調に推移していたのに対し、田辺三菱製薬の株価はおおむね横ばいであったこともあり、三菱ケミカルのプレミアムが高まっていると指摘している。現在のプレミアムの水準は今年2月以降のほぼ最高水準にあり、三菱ケミカルの割高感が強まっていると考えられるとコメントしている。 【10:10】外国人投資家は日本株より新興国株に強気~みずほ  みずほ証券では外国人投資家に関して、8月第3週には日本株を現物で1667億円売り越しており、ロングオンリーの買いが細っていると捉えている。日本株よりも米国株や新興国株に強気の投資家が多いとみている。みずほでも、3月より新興国経済の回復をテーマに挙げており、日本株の中で新興国関連株を推奨している。ロングオンリーの外国人投資家が日本株を買うきっかけとしては、秋の臨時国会での労働市場の改革関連法案の成立に期待しているが、臨時国会の開幕日が9月15日の民進党の代表選挙後の9月26日になりそうである点を懸念している。国会開幕の遅れで、消費税関連法案や補正予算、TPP法案などの審議に手間取れば、労働関連法案の審議の遅れにつながる恐れがあると指摘している。 【9:40】岐路に立つ先進地域の金融政策~野村  野村証券では先進地域中央銀行の金融政策に関して、単純に政策金利引き下げや資産買い入れの量の拡大を目指すものから、政策の波及経路への働きかけと政策の効率性を重視したものへ転換を余儀なくされはじめている可能性があるとコメント。反面、市場から見た場合、金融政策の方向感や緩和・引き締めの強弱感は把握しにくくなってくる恐れがあると考えている。各地域の金融政策変更の評価が一段と困難化し、金融市場、とりわけ各国金融政策の方向性と緩和・引き締めの強度に敏感な為替市場の変動率が、従来と比べてより大きくなることが懸念されると指摘している。 【9:20】日銀版CPIは今秋に前年割れの可能性も、新たな緩和圧力が高まる~三菱UFJMS  三菱UFJモルガン・スタンレー証券では7月の消費者物価指数(CPI)を受けてリポートしている。7月全国コアCPIは前年比-0.5%となり、前月から下落幅が拡大した。前年割れは5カ月連続となる。8月東京コアCPI(同-0.4%)は6カ月連続の前年割れ。全国、東京ともにエネルギー価格の下落幅は縮小も、食料品価格の伸びが鈍化、耐久財価格が下落に転じCPIを押し下げた。日銀が物価の基調を見る指標として重視する生鮮食品とエネルギーを除く総合(「日銀版CPI」)は三菱UFJMS試算で同+0.5%と、前月から伸びが鈍化している。日銀版CPIは円高、消費低迷を背景に今秋に前年割れとなる可能性もあるとみている。そのため、日銀に対して、新たな緩和策の圧力が高まると予想している。 【8:45】寄り前気配は大陽日酸、丸井G、日通、洋缶HDが高い気配値  主力株の寄り前気配では、大陽日酸(4091) +8.84%、丸井G(8252) +6.61%、日通(9062) +6.41%、洋缶HD(5901) +6.14%、三菱倉(9301) +5.95%、富士通(6702) +5.81%、大特鋼(5471) +5.72%、アルプス(6770) +5.57%、豊田織機(6201) +5.51%、日清粉G(2002) +5.34%などが高い気配値。  一方、ADEKA(4401) -7.09%、アダストリア(2685) -6.82%、ツルハHD(3391) -5.27%、東芝テック(6588) -4.95%、ネクソン(3659) -4.58%、山崎パン(2212) -4.48%、高島屋(8233) -4.23%、ABCマート(2670) -4.06%、アルフレッサ (2784) -3.77%、ウシオ電(6925) -3.48%などが安い気配値となっている。
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